
「大川君が先捲りを打っていたので、それが苦しかった。終3半まで我慢して、最後は4角の下りを利用した」と、展開が向いたとはいえパワーとテクニックを駆使しての勝利だった。
ビッグレースでの勝利は3年前の、当地でのこの大会以来。そう聞かされるとまず「へーっ」と驚き、「はぁー」と記憶をたどった。「最終日ですかね。何となく覚えています」。その年の9月の名古屋共同通信社杯の初日落車から35連敗だった。
久々にファンの期待に応えたことに対して、「期待するのは自由なんですけどね。来るかどうかは…前ほど自信がない」と消極的。来年2月、地元でのGⅠ全日本選抜の出場権取りには点数アップが必須だが、「6月に地元FⅠで負けたので、8割諦めました」とぼそり。
だが今回で点数を上げられれば、また気持ちも上向くはず。残り2日で、地元GⅠへの気持ちに再び火をつける。
【2日目4R レース結果】
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2日目4Rを勝利し、笑顔で報道陣の前に現れる中川誠一郎