【ボートレース蒲郡(ナイター)ルーキーS】2019年5月デビューの一色凌雅が待望の初優勝

デビュー初Vを飾った一色凌雅



 蒲郡ボートのルーキーシリーズ第12戦「スカパー!・JLC杯」は最終日の24日、12Rで優勝戦が争われ、3号艇の一色凌雅(26)=愛知・124期・B1=がまくり差して抜け出し、2019年5月デビュー以来、待望の初優勝を飾った。2着に人気を集めた1号艇の中村泰平、3着に4号艇の中野仁照が入り、地元勢が1~3着を独占した。









◆蒲郡12R優勝








 選 手 名

支部
期別
コース
ST
今節成績


1
3
 一色 凌雅
26
愛知
124
3
28
325243241


2
1
 中村 泰平
29
愛知
117
1
24
2132212111


3
4
 中野 仁照
23
愛知
128
4
17
131111232


4
6
 佃 來紀
24
大阪
132
6
17
331232252


5
5
 前原 大道
28
岡山
123
5
25
2311242132


6
2
 前田 翔
25
愛知
124
2
25
141321411


 
3連単 12160円(34番人気)
決まり手=まくり差し




■ヒーロー

 一色がデビュー水面で悲願の初V|。進入は動きなく枠なりの3対3。4カドの中野が好Sから果敢に攻めていって、インの中村は抵抗。旋回が流れた2艇の内へ、2号艇の前田を抑え込みながら好ハンドルを入れたのが一色だ。

 エンジン、ボート、ペラが新しくなり、白紙の状態で始まったシリーズ。引き当てた18号機は中盤まで目立つ動きではなかったが、調整を続けて終盤に上昇。予選得点率18位通過のラッキーボーイは準優で予選トップの中野を6コースからまくり差しで撃破。そしてV戦で主役に躍り出た。

 「優勝戦は準優に比べ調整を外していた。重めだったのが、いいブレーキになったのかも」。舟足は満足できる状態ではなかっが、運も実力のうち。見事に展開をとらえて、勝ち名乗りを上げた。


 待ちに待ったデビュー初V。「思ったより早く泣いてしまい、早く泣きやんでしまった」と、表彰ステージで涙はなく、逆に笑いを誘った。「お客さんにもっと信頼される選手、本命でしっかり買ってもらえる選手になりたい」。さらなる飛躍を地元ファンに約束して次走は8月8日が初日の児島一般競走に出場する。
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