
今節初白星を挙げた大峯豊
胸がすく完勝劇だった。大峯豊(41)=山口・92期・A1=は1回走りだった3日目10Rで2コースからS一気のまくりで今節初勝利。
機力にも手応えは十分。実は大敗を喫した2日目から、パワーには自信を深めていた。「レースがチグハグだっただけで、足は2日目から仕上がっていた」。強力な行き足、伸びに加えて出足も完備。3日目の豪快なまくり勝ちはパワーの裏付けがあってこそ。「全体的にいいし、優勝を意識できる足になっていますよ」。選手間でも評判の足色で、ここからの大逆転をもくろんでいる。
序盤の不振でダービーの勝負駆けはやや旗色が悪くなったが、最後までネバーギブアップの姿勢を貫くつもりだ。「ここから優勝まで全部1着を取るつもりで走る。もしかしたらダービーも間に合うかもしれないし。
3日目の勝利で区切りの通算1500勝へマジック1としたが、「そこはあまり気にしていないかな」とどこ吹く風。あくまでも見据えるのは連勝街道を突っ走っての優勝のみ。シンプルになった目標に向け、一心不乱に突き進む。(森 大輔)