
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
準優最後の12Rを勝った選手は忙しい。ピットに引き揚げて、まず地上波のテレビの勝利者インタビュー。
それが終われば、CS放送(日本レジャーチャンネル)の勝利者インタビューが待っているので、カポックを返却する暇もない。
そんなわけでこの日も、12Rを勝った西山貴浩(38)=福岡・97期・A1=は、インタビュー第1弾を終えるといったんカポックを脱いで床に置き、第2弾へ向かおうとした。
その様子を見逃さなかったのが、他支部で地区も違う関浩哉(30)=群馬・115期・A1=だった。ささっと西山のカポックを拾い上げると、当たり前のように建物内へと持ち帰った。恩着せがましくもない、実にスマートな行動。
世の中は何事も、こうやって気が利く人がいるおかげでスムーズに回るのだろうと感じさせられた一幕だった。
▼10R 関は準優6枠だったが、その枠番以上の機力を秘める。最後に一発決めるか。3-145-1245。
▼11R 黒井達矢は繰り上がりでの特別選抜入り。準優組でないので軽視されがちだが、足は十分なので舟券絡み警戒。145-145-6。
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西山貴浩のカポックを手際よく片付ける関浩哉