「おやっさん(師匠の久門徹)、(石本)圭耶が(落車整備を)手伝ってくれたので結果を出しかった」。その一心で臨んだ落車後初戦の初日4Rで中村杏亮(29)=飯塚・33期・A級=は完勝。
マシンはフレーム、フォークをはじめ、エンジンも下周り整備などを施した。練習から好感触は得ていたとはいえ、レースでは未知数。しかし、そんな不安もあっさりと一掃した。Sで同ハン内枠の山際真介に先行すると、熱走路もなんの。スイスイと追い上げ、真っ先にゴールを駆け抜けた。
マシンは落車前よりむしろ上向き。「フレームがいいのかも。めっちゃ乗りやすい。いいフレームの乗り味があった」。エンジン面も「(落車前の)地元の昼間の感じは良かった」が、ロッド、ピストンなどの交換でさらに上積みを得られた。しかもクラッチ関係を新品にしてSまでグンと上昇。
▼10R 片岡賢児が絶好の逃げ展開をモノにできないか。1-345-全。
落車後初戦で白星を収めた中村杏亮