
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
初日予選の4Rは、吉田航(26)=大分・127期・A3=が前受けからの突っ張り先行で押し切り勝ち。本格デビュー初戦の岸和田から数えて予選3連勝を決めた。
やることに迷いはなかった。赤板過ぎに抑えてきた阿部龍也をしっかりと突っ張ると、自分のペースに持ち込んだ。「6割くらいでずっと踏んで、後ろから誰かが来るかなと気を付けながら」と道中は冷静沈着。「(残り1周の)HS過ぎからちゃんと踏み出して」と的確な運行で、番手の秋永昂人とワンツーを決めた。
それでも3番手の横瀬聡まで連れ込めなかったのは悔いが残る。「まだどこで、どれだけ踏んでいいか分からない。突っ張り先行だからといって、全開で踏んでしまってもうまくいかないし、難しいですね」。白星と反省を重ねながら一歩ずつ強くなっていく。▼準決6Rは同期の諸隈健太郎と激突するが「小倉は軽いし、状態もバッチリ」なら、互角の勝負も可能とみた。4-6-123、4=2-1。
▼2R(中井修)55歳になっても、まだまだタテ脚はさび付かない。野見泰要と倉田紘希で消耗し合えば一撃必殺の捲りが飛び出すぞ。
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初日予選4Rで逃げ切った吉田航