【久留米競輪(ナイター)FⅠ】地元37歳が好ブロックで万車決着に貢献「ラインとして最善の競走ができたと思う」


【記者コラム・造田大の大勝負】

 これぞ競輪、これぞライン戦だ。橋本瑠偉-芦澤大輔の関東勢に人気が集中した初日9Rは、橋本がホーム3番手から捲って勝利。
ただ、スジの芦澤は離れて最下位。2、3着には先行した坂田康季とマーク佐藤健太(37)=福岡・101期・S2=の九州勢が続いて、3連単は1万2100円の万車決着だった。

 芦澤は橋本の捲りに途中まで追走。ただ、最終バック手前で佐藤のけん制を受けてしまい後退。99点選手が107点で関東屈指の仕事人をさばいた瞬間だった。

 好仕事をした佐藤は「気合で頑張りました。瑠偉が強くて止められなかったけど、やれることは精いっぱいやれた。坂田君が上手に先行したおかげ。ラインとして最善の競走ができたと思う」と笑顔で坂田を褒めたたえた。「あとは自分が点数を上げていかないと…」。点数差で残念ながら準決には勝ち上がれなかったが、番手としての地位は確実に上がったはずだ。

 ▼9R(佐藤健太) 前を任せる1番車の成松春樹が自力一車の坂本貴史のハコでイン粘りをすれば、ヨコが強い佐藤健がさばいてアタマまで浮上する。
4-5=136。

 ▼4R(神山尚) 関東勢は総力戦の予感。神山が前受けから遠藤拓巳の番手を取り切り、直線で差し切る。3-7-145。

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【久留米競輪(ナイター)FⅠ】地元37歳が好ブロックで万車決着に貢献「ラインとして最善の競走ができたと思う」

坂田康季と好連係して3着に食い込んだ佐藤健太
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