【久留米競輪(ナイター)FⅠ】地元40歳が1着スタート「S級1班になるつもりで練習」 あっせん停止を経てパワーアップ

約1年4カ月ぶりとなる地元戦で白星スタートの小川賢人



 逆境を力に変える。小川賢人(40)=福岡・103期・S2=が初日7R、同じ久留米で後輩の梶原海斗マークから伸びて1着。
約1年4カ月ぶりとなる地元戦で白星スタートを切った。

 今節が復帰3場所目。今年2月に誘導員早期追い抜きをして、4カ月のあっせん停止処分を受けた。「4カ月の休みだけならまだしも…。制裁もあるし、A級落ちも決まった」。2017年後期からキープしてきたS級陥落も決定。気持ちは落ち込みかけたが、「悔しさを練習にぶつけた。4カ月間、S級1班になるつもりで練習した」と充電期間に充てた。

 その成果が今回の勝利。スピードがある梶原を余裕たっぷりに逆転できたように、ペナルティー期間を経て充実期を迎えている。「やっと地元を走れた。長かった。
脚見せから名前を呼んでくれてうれしかった。最高の形でスタートできた。もう一回、気を引き締めて頑張る」。準決11Rは坂田康季-伊藤颯馬を追走。ライン3番手からタテ脚を繰り出して、復帰後初めての決勝入り、そして目標のS1に一歩近づく。

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