
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
2日目一般1Rは、南九州ラインが上位を独占。番手捲りで押し切ったラモスレオ(27)=沖縄・113期・A3=は、52歳の爲田学、61歳の重一徳の3人で確定板に載れたことに胸をなで下ろした。
「作戦通りでした。松本(充生)さんが抑えずによーいドンで来るか、無理やりに来るか」。打鐘1半で一気に叩いて来たが大山泰伸が踏み遅れて一車。ラモスは冷静に番手へ収まると、大山の追い上げに注意しながら終3角からハコ捲り。爲田の逆転差しを許さなかった。「2角から仕掛けたかったけど、ちょうど松本さんに合わされてしまった。爲田さんには本当に申し訳なかったですね」と少しだけ唇をかんだが、「ゴール前は爲田さんの車輪だけを見てました」と絶好の白星チャンスを確実につかみ取った。
重度の腰痛持ちで、2024年後期からチャレンジ戦を抜け出せていない。もどかしい日々が続いているが、「やっとヘルニアが良くなってきているし、そろそろウエートを始めてもいいかも」。焦る気持ちを必死に抑えていたが、ようやく解放される時期が来ているかもしれない。▼最終日4Rは、抜群にSが速い中園朋亨と松丸裕紀の2人が後ろ。野見泰要をいいように駆けさせなければ、九州3車で上位独占の流れも。
▼7R(上杉有弘)本格デビュー後、初めての単騎戦になるが「一発を狙うならこの方がいい」とニヤリ。最後方から豪快に捲り上げて、3-1456-1456。
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ようやく腰痛から解放されつつあるラモスレオ