【ボートレース福岡(サマータイム)一般】山下心一「恵まれた環境。自信を持って戦いたい」悲願の水神祭へトライ

水神祭へ機力は好ムードの山下心一


 あと一歩で大魚を逃した。山下心一(20)=福岡・135期・B2=は2日目オープニングの1Rで5コースから果敢にまくって攻めて、水神祭に手が届きそうなところまで迫ったが、インのA1竹田辰也の牙城は崩せずに惜しくも3着。
「いけたと思ったんですが…。悔しいです」。ただ後半5Rも不利枠から全速戦の連発で追い上げて3着を奪取と好ファイトを披露しており、悲願の水神祭は間違いなく近づいている。

 2日目の活躍を下支えしているのは相棒の48号機。「乗りにくいけど、伸びが良くて回り足も悪くない。エンジンは本当にいい」。低調機シリーズの今節では数少ない好素性の一つであり、このパワーがあるからこそ水神祭達成への機運も高まっている。

 師匠は石倉洋行。「デビュー前から自分の親と石倉さんに親交があったので」と地区が違いながらも師事することを願い出た。「レースが終わるとすぐに石倉さんのところに向かって、リプレーを見ながらアドバイスをもらいます。本当に良くしていただいています」。石倉は猛練習で今の地位を気づいた〝たたき上げ〟。
2日目のレース内容は近況の練習のたまものでもある。

 加えて近年の福岡支部の訓練担当は永田啓二、塩田北斗、渡邉優美とSGレーサーが務めていることもプラスになっているという。「正直言って練習では全く歯が立ちません。でも、恵まれた環境だと思うし、こんな強い先輩たちと一緒に練習できることで、一般戦では自信を持って戦えています」。日々の練習は決して裏切らない。水神祭はもちろん、「準優に乗ることも狙いたい」とその〝先〟まで見据えて3日目も勝負に出る。(森 大輔)

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