
17位通過の今垣光太郎

18位通過の萩原秀人
地元福井支部勢が奇跡的に全滅を回避。今垣光太郎(55)=63期・A1=と萩原秀人(46)=86期・A1=が、17、18位とギリギリで準優入りにこぎ着けた。
3日目終了時点で既に、予選突破の目安の得点率6.00超えの可能性があったのは萩原だけ(3日目終了時5.80)という状況。ただ、萩原は1走の4Rで4着にとどまり、5.50という望み薄の得点率で予選を終えた。
しかし、ボーダー付近の選手の多くが勝負駆けに失敗し、ボーダーが下降。8Rで今垣がジカまくり強攻で1着を取って5.67の19位まで浮上すると、続く9Rの結果により18位まで浮上して準優圏内へ。
さらに、10Rでは1着の平本真之が不良航法で減点10。準優圏内から消えたことで、萩原も圏内の18位へと浮上した。
この時点で17位に上がった今垣は準優入り当確で、萩原の命運は最後の12Rの結果次第。吉田拡郎か湯川浩司が1着だと圏外に押し出されたが、吉田は先頭に迫る好レースの末に2着の結果。萩原が18位に残り、全滅の危機から一転して2人が準優に進むことになった。
準優は2人とも6号艇で苦しい状況に違いはないが、ツキの流れも生かし、地元の意地で優勝戦に名乗りを上げてみせる。