
【本紙評論家・松田雅文の「気分は7号艇」】
オールスターがファンに選んでもらうSGなら、メモリアルは施行者に選んでもらうSG。どんなに高い勝率を持っていても、自分の力だけでは出場することはできません。
それだけに、この舞台に立てるのは光栄なことです。選んでくれた人がいる限り、選手としては恥ずかしいレースはできません。事故を起こして迷惑をかけることがないよう、より一層責任感を持った走りが求められます。私が現役レーサーだったときも、そういった思いを抱いていました。
若松の条件に目を向けてみます。夏場なので水面は穏やかで乗りやすくなっています。ただ、ボートは今年6月が初使用で、まだ水を吸っていないだけに新ボートに近い状態です。特性として、スローからの起こしはスムーズですが、乗りにくさがあり、ターンでバタバタ跳ねるといった症状もあります。一方でエンジンは昨年11月の初下ろしから9カ月が経過。機力相場は固まっています。12Rのドリーム組では6号艇の瓜生君がいいエンジンを引いていますね。
そのドリーム戦はインから受けて立つ1号艇の馬場君を本命視します。