【ボートレース福岡(サマータイム)男女ダブル優勝戦】石川真二「自分の中でももうここが本当の地元と言える」福岡の大将格としてタイトル死守に気合

強烈なピット離れで勝負に出る石川真二


 きっちり仕事を果たした。準優9Rで1号艇カルテットのトップバッターとして登場した石川真二(55)=福岡・66期・A1=は、インから0.08のトップSを決めてイン逃げで快勝。
うねる水面に足を取られる選手が多い中、完璧なシュプールを描いて圧勝劇を披露した。

 成績通りに機力にも手応えは十分。「出足や行き足がいいし、伸びもそんなにやられない。自分の調整に反応するので、このエンジンは本当にいい」。加えて自らのスタイルを再現するのに必要な、「ピット離れもすごくいい」と自信満々。しかもまだ調整の余地を残すとあって、優勝戦はさらなる強化も見込める。

 今回の優勝戦のポイントは進入であり、そのキーマンは間違いなく石川。「ピット離れで間違いなく深川君よりは出る」だけに、同じ状況で2コースを選択したドリーム戦とどう違いを出すのか。「今回は深い進入を想定したSを朝から練習しておく。100㍍起こしより深くなるまで深川君が取り返しに来るなら譲るけど、100㍍起こしぐらいの深さなら今度は譲らないよ」

 元々は愛知支部だったが、出身地の福岡支部に移籍してもう10年以上が過ぎた。〝地元意識〟はもう蒲郡や、とこなめではなく福岡にある。「愛知のレース場は最近あまり走っていないしね(笑)。
自分が愛知の選手というイメージはないと思う。自分の中でも今はここが本当の地元と言える。最後は地元らしい気合の入ったレースをしたい」。地元の大将格としてやらなければいけない仕事はもちろん地元タイトル死守。女子の中川りなとの福岡アベックVへ、全身全霊を傾ける。(森 大輔)

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