【別府競輪(モーニング)FⅡ】「地元戦だから気合が入っていた」齊藤由莉は前回決勝で根性の5着


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 少しずつだが、確実にパワーアップしてきているのが齊藤由莉(27)=神奈川・128期・L1=だ。前回初めての地元平塚戦で奮闘。
初日に本格デビュー後で初の1着をもぎ取ると、2走目は4着にまとめ、本格デビュー後の初優出も果たした。

 「初日の1着は前が踏み合っていたし、たまたま展開が向いて捲れました」と謙虚に答えたが、自力勝負を心がけているからこそ、チャンスの場面でしっかりと反応できた。

 負けん気の強さが見えたのが決勝戦の5着。叩いて出る磯村光舞の後位を回っていたが、西脇美唯奈に飛び付かれて最後方。さらに終3角では外に持ち出した村田奈穂にはじかれる形で、レース中継画面から消えかけた。

 だがそこから最内ルートを通って、2人に先着したのだから驚いた。「地元戦だから気合が入っていました」と恥ずかしそうにしたが、最後まで諦めない根性に将来性を感じた。▼初日は7Rに登場。まだまだ脚力不足で「練習では男子選手の後ろをついて行くだけ」と話すが、実力を高めようとする努力は素直に評価したい。粘っこく踏んで山原さくらの2、3着に食い込めば、7-4=23。

 ▼4R(櫻井利之)新人の諸隈健太郎に突っ張られるとひとたまりもないが、「今は太ってしまって駄目になったけど、昔はSが速かったんですよ」。気合で前受けができれば諸隈の番手に飛び付いて、1-2-7。




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【別府競輪(モーニング)FⅡ】「地元戦だから気合が入っていた」齊藤由莉は前回決勝で根性の5着

着実に力をつけてきたルーキーの齊藤由莉

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