3日目8Rの西久保英幸(71)=山陽・15期・B級=は、ゼロ線外枠からSで先行し、4周回目に入るまでは先頭を守ったものの、同3~4角で「自分で張って(外にふくらんで)後ろにこられたね」。S級上位の強豪、篠原睦にかわされて2番手に下がったシーンを振り返りながら、思わず苦笑いした。
2日目の準々決勝戦で5着に敗れ、準決勝戦には進めなかったとはいえ、初日は1着、そしてこの日も2着とまずまずの成績。前から走るベテランにとって高い走路温度は最高の味方だが、マシンにもかなりの自信を持っている。「みんなが直線がいいね、と言うし、タイヤもいいよ」。
準々決勝で結果を残せなかったのは「タイヤを掘っていった」のが原因。タイヤを換えて臨んだ3日目は、やられた相手が悪かっただけで十分に見せ場は作れた。「逃げさせてくれる展開になったら頑張れると思うよ」。▼最終日の2Rは10線の2号車だが、ゼロ線単騎の2級車・竹尾竜星を叩いて1角先取りが可能。ならば2-178-1784。
▼12R 今節からハンディ軽化の中村颯斗がいきなり優出。ここで勝って「いい気持ちで(ハンディが)下がりたい」。青山文敏にS先行ができれば展開は向く。3-768-768。
熱走路で好走が続く西久保英幸