【武雄競輪・FⅠ井上茂徳杯】「競輪はこういった気持ちが大切」武田豊樹が26歳年下のヤングに熱い気持ち伝授


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

　GⅠを7V、グランプリ1Vの実績を誇る武田豊樹（51）＝茨城・88期・S1＝が、S級決勝でラインを組む五十嵐綾を勇気づけた。

　別線は九州勢に橋本強まで加勢してライン4車。
かなり分が悪いのは承知の上で、「どうしたいの？」と五十嵐の気持ちを確かめた。すると26歳年下のヤングは、武田の熱いまなざしにいったんはひるんだが「地元勢を簡単に優勝させないように頑張ります」と硬い表情で言葉を振り絞った。

　それを聞いた武田は「うん、うん」と力強くうなずくと、「これを理解してくれたら強くなる。競輪はこういった気持ちが大切なんですよ」とにっこり笑った。目先の結果はどうあれ、トップを目指す五十嵐にとってこのレースが間違いなく転機になるだろうし、是非ともそうあってほしい。

▼1R（境啓亨）ここは広島勢と四国勢でけん制しあう流れもありそうで、勇気を出してタテ攻撃を仕掛ければ今年5月熊本（7、2、1着）以来の白星奪取だ。2－3＝57。

▼10R（佐藤壮）相川永伍と2人がかりでS取りに成功なら、デキいい日高裕太の番手から抜け出せるかも。3－12－1245。



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【武雄競輪・FⅠ井上茂徳杯】「競輪はこういった気持ちが大切」武田豊樹が26歳年下のヤングに熱い気持ち伝授

S級決勝で東ラインを組む五十嵐綾（左）と武田豊樹



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