【ボートレースからつ(モーニング)GⅢ企業杯】坪井康晴が6Vと相性抜群の地で約2年ぶりのVを目指す

約2年ぶりのVを目指す坪井康晴



 三角哲男の帰郷で今節ただ一人のSGウイナーとなった坪井康晴(47)=静岡・82期・A1=が、順調に優勝戦まで駒を進めた。

 3勝をマークした予選は3位でクリア。
5日目の準優は10Rに1号艇で登場した。その準優はインからコンマ12の的確なS。「1Mは自分のターンをしました」と慌てず騒がず堂々たる逃げっぷりで、今年11回目のファイナル入りを決めた。

 「伸びは中堅上位」と評していたパワーに加えて、「出足、回り足の不安はだいぶ解消されています」。終始課題に挙げていた乗り心地も改善。「少し重たいので、もう少し回転を上げる方向でいかないといけないかな」と最後までペラと向き合い大一番に備える構えだ。

 「たくさん勝っている(一般戦で6V)し、GⅠでも優出(2018年1月の64周年記念で準V)させてもらっていますからね」。当地はそれほどのドル箱水面。今節の安定感たっぷりの戦績もからつの水が合う何よりの証拠だ。

 23年12月の下関を最後に優勝から遠ざかっているものの、「取れるときは一般戦にしろGⅠにしろ、取れるものですからね。焦っていないですよ」と気持ちの乱れは一切ない。

 優勝戦は3号艇で登場。
「頑張ります」。SG、GⅠを合わせて14ものタイトルを獲得した名手が、最後も気高い走りで久しぶりのVをつかんでみせる。

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