《京都小6・殺害認める供述》「乱暴な運転、ナナメ駐車もして…」防犯カメラに記録された養父のルーティンと住民たちが聞いた「男の怒鳴り声」新婚旅行直前に何が?
《京都小6・殺害認める供述》「乱暴な運転、ナナメ駐車もして…」防犯カメラに記録された養父のルーティンと住民たちが聞いた「男の怒鳴り声」新婚旅行直前に何が?

京都府南丹市立園部小6年の安達結希君(11)が、失踪から3週間後に市内の山林で変死体で見つかった事件で、府警捜査1課は4月16日午前、南丹署に捜査本部を設置した。府警が死体遺棄容疑で逮捕した養父の会社員・安達優季容疑者(37)は容疑を認めており、府警はこの日の記者会見で遺体は死亡後に複数箇所で保管後に山林に遺棄され、結希君が5年生当時の3月23日朝まで生存していたことを明らかにした。

結希君の死因は司法解剖でも判明しなかったが、安達容疑者は殺害を認める供述を始めたといい、捜査本部が慎重に裏付けを進めている。

「いろんなことが点と点で結ばれていくようで…」

安達容疑者は当初、同小の卒業式の日だった3月23日午前8時ごろに、車で自宅から送ってきた結希君を学校の敷地内で降ろしたと説明していたが、その後の目撃情報が一切なく、安否が気遣われていた。

そして6日後の同29日に通学用のランリュックが峠道で見つかり、4月12日には全く別の地点から靴が見つかった。そして同13日夕方に府警が山林で遺体を発見した。

15日朝から自宅を家宅捜索するとともに任意同行を求めて事情聴取、死体遺棄容疑を認めたため逮捕状請求のうえ16日未明に通常逮捕していた。

謎多き事件と目されていた失踪事件の真相が、徐々に明らかになりつつある。安達容疑者が普段からよく利用していた自動販売機の設置商店の従業員が、取材にこう証言した。

「いろんなことが点と点で結ばれていくようで本当に驚いています。事件後にこれまで聞いてきた別々の話が全部繋がったというか……。

僕自身が容疑者の男を見かけるようになったのは半年ほど前のことです。黒いカローラに乗ってきてはショップの目の前の自動販売機でコーヒーを買っていたんです。毎朝7時50分ごろに砂利を敷いた駐車場に車を斜めに入れるようにして停めるんですよ。メガネをかけて長めの茶髪にパーマがかかった、一見おとなしそうな印象とは裏腹に車の運転が乱暴なのでなんとなく嫌な記憶として残っていました。

ただ話したこともなく、頻繁に見かけるという程度でしたが」

従業員が感じた印象より、安達容疑者の直接的な荒々しさを体験していた人物もいた。

「ここに(商店)に来るお客さんの一人が、『俺が住んでるアパート内で男の怒鳴り声がするんだよ。喧嘩をしているのか子どもを叱っているのかわからないけど、しょっちゅう男の怒鳴り声がする』って話をしていたことがあったんです。

それからしばらく経ってそのお客さんが今度は『怒鳴り声のする部屋がボヤ騒ぎを起こして室内がススだらけになったからしばらく住めなくなった』って困っていたんです。この時はもちろんこれが今回の事件と繋がるなんて思いもよらなかったんですが、結希君の失踪後に近所の人から『アパートのボヤ騒ぎの部屋は安達くんとお母さんが住んでいた部屋だ』と聞いて、え?ってなりました」(同前)

2人は数ヶ月前に結婚したばかりで「今度家族3人で新婚旅行に行くんです」

従業員が“黒いカローラ=安達容疑者の車”の関係に気付いたのも、その頃だったという。

「3月23日に安達(結希)君が行方不明になり、翌日くらいには警察が来て防犯カメラのデータを持ち帰って行きました。その時に対象にしていたのが黒いカローラでした。その後にマスコミの方にも同じ車が映ってないか確認させてほしいと頼まれたんで、また『え?』って感じだったわけですよ。

あの黒いカローラは安達君のお父さんの車だったんかって。たしかに毎朝安達くんの自宅の方角からやってきて、コーヒーを買った後は職場の電気機器メーカーの方向に走って行ってましたけど」

電気機器メーカーは安達容疑者と結希君の母親の共通の職場だ。従業員が続ける。

「その職場の同僚でもある知人に聞きましたが、2人は数ヶ月前に結婚したばかりで、少し前から『今度家族3人で新婚旅行に行くんです』とよく話していたらしいです。

その会社に勤める人を何人も知ってるんですけど、誰も2人のことを悪く言う人がいなくて、むしろ好印象を持っているようでした。

僕自身は車の運転の件があってあまり印象よくはありませんが。しかし、これまでバラバラで聞いていた話が次々繋がっていって、本当に驚いてはいます。いい話ではないですからやっぱり嫌な気持ちになりますよね」

職場と地域の間で図らずも二面性を露呈していた安達優季容疑者が「我が子」に狂気を向けた動機は何だったのか。捜査本部の調べは進む。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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