2025年8月6日、富士北麓ワールドトライアルで、日本選手権を制した桐生祥秀(日本生命)が9秒99をマークした。

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予選2組に登場した桐生祥秀は、中盤から力強い加速を見せ、終盤には大きく他の選手との差を広げて9秒99をマークし、トップでフィニッシュ。レース直後、会場は大きな歓声と拍手に揺れた。東京世界陸上の参加標準記録である10秒00を上回る快走を披露し、代表切符をほぼ手中に収めた。出場が決まれば、2019年ドーハ大会以来、6年ぶりとなる個人種目での世界陸上出場となる。

桐生は取材陣の質問に対し、「ほっとした部分とこっから頑張らないといけない部分もある」と心境を語った。さらに「寿司とか鰻とか、お祝いのご飯を食べようかな」と話し、笑みを浮かべた。世界陸上での更なる進化に期待がかかる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部
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