ASKA、覚せい剤使用容疑で2度目逮捕 今度こそ懲役刑も免れない?

ASKA、覚せい剤使用容疑で2度目逮捕 今度こそ懲役刑も免れない?

2014年にも覚せい剤使用容疑で逮捕され、執行猶予中だったCHAGE and ASKAのASKA容疑者(58)が28日、再逮捕された。一度手を染めてしまった薬物からはなかなか抜け出せなかったようである。今回の逮捕劇や今後のASKA容疑者の行く末をまとめてみた。

再び覚せい剤使用のASKA 異例づくしの逮捕劇

28日、歌手のASKA(本名、宮崎重明)(58)が覚せい剤を使用したとして逮捕された。同容疑者はおととし2014年にも同様の罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けている。

ASKA容疑者の尿からは覚せい剤の陽性反応が出ているものの、容疑を否認しているという。

歌手のASKA容疑者が覚醒剤を使用したとして逮捕された事件で、尿から検出された覚醒剤は微量だったことが警視庁への取材でわかりました。警視庁は都内のASKA容疑者の自宅を捜索するなど詳しい経緯を調べています。調べに対し、容疑を否認しているということです。
ASKA容疑者 検出の覚醒剤は微量‐NHK NEWS WEB

ASKA容疑者回りがざわつき始めたのは28日の昼ごろ。マスコミ各社がASKA容疑者の再逮捕を報道したのだ。
するとASKA容疑者はブログを更新しはじめ、「マスコミのフライング報道」と覚せい剤使用を否定。

▼関連まとめ
ASKA、覚せい剤使用容疑で再逮捕報道 自身のブログで否定「マスコミのフライング」

真偽のほどが話題となったが結局同日夜に逮捕され、自宅から警察車両に乗せられることに。
逮捕時にはASKA容疑者の自宅前に多くのマスコミが詰めかけ、大混乱を招いた。
 東京都目黒区のASKA容疑者の自宅前には報道陣ら100人以上が殺到。警視庁碑文谷署員らが出動して交通整理にあたるなど、普段は静かな高級住宅街は異様な雰囲気に包まれた。
車で自宅から出ようとするが…自宅前に報道陣集結し混乱‐産経ニュース

「危ないですから、下がって、下がって!!」。碑文谷署員らが何度も叫びながら報道陣を車から引き剥がそうとするが、離れない。カメラマンと車が衝突し、ベンツのエンブレムが外れた。
車で自宅から出ようとするが…自宅前に報道陣集結し混乱‐産経ニュース

尿検査で陽性反応 ASKA容疑者が覚せい剤使用容疑で逮捕

自ら通報?奇行が目立つASKA 薬物中毒の恐ろしさが浮き彫りに

逮捕されたことにより、報道と同時に更新され続けたブログもその異様さがより際立つように。
ASKA容疑者は覚せい剤乱用者の特徴でもある「盗聴・盗撮」をブログ内で度々訴えており、不安視されていたのだ。

今回の逮捕も、25日夜に「盗撮されているので確認してほしい」と警視庁に自ら通報したことがきっかけ。
捜査員らが事情聴取に訪れた際の言語が不明瞭だったため、尿検査を受けたところ陽性反応を検出。警視庁は逮捕する方針を固めたようだ。

組織犯罪対策5課によると、ASKA容疑者は25日夜、「盗撮されているので確認してほしい」と自ら110番通報。碑文谷署から応援要請を受けた薬物担当の捜査員らが自宅を訪れ、ASKA容疑者と妻から居間で事情を聴いたという。
ASKA容疑者、言葉が不明瞭な状態 直前まで覚醒剤か‐朝日新聞デジタル

「捜査関係者によれば、ASKAは先週の時点で自ら碑文谷署に110番通報していたとのこと。警察官が自宅に駆け付けた際、錯乱状態が酷く、ろれつも回っていなかった。その後、任意で尿検査を行ったところ覚せい剤の陽性反応が出たといい、警視庁は逮捕状を請求し、逮捕する方針を固めたそうです」(一般紙記者)
110番通報の常連だった?一部で知られていたASKAの”奇行癖” ‐デイリーニュースオンライン

本人のブログでも言質を取るような発言がなされている。
詳しくは、書けませんが、

先日、僕の方から被害届けを出したのです。



被害の内容は、想像して下さい。



そしたら、逆に疑われてしまいまして、

尿検査をうけました。
はいはい。みなさん。落ち着いて。‐aska_burnishstone’s diary

ちなみに、覚せい剤は摂取後から3~5日程度尿中に残ると言われている。いずれにせよ、ASKA容疑者は常習的に覚せい剤を使用していたのではないだろうか。
覚せい剤は、尿に3〜5日、血液に1〜3日、毛髪に90日〜1年も残留する
尿の薬物検査で発覚した清原和博の薬物依存〜使用履歴がすべて暴露される検査とは?‐ヘルスプレス


ASKA容疑者は前回の逮捕後、施設に入り薬物依存の治療を受けていたのこと。しかし覚せい剤は脳へのダメージが大きく、再犯率が非常に高いのだとか。

ましてや有名人は社会からのバッシングで孤立を深め、治療や復帰が困難だと専門家は指摘している。
 治療方法の基本となる集団療法は依存者がお互いに経験などを話し合うが、特に有名人については「周囲の目もあって参加が難しく、どうしても本来受けるべき治療が制限されてしまう面がある」と指摘する。

 薬物依存者の回復支援に取り組んでいる日本ダルク本部の近藤恒夫代表は「逮捕は治療を受けられる機会と捉えられるべきなのに、有名人の場合は社会からバッシングを受けて孤立を深め、再び薬物に走ってしまうのではないか」と話している。
ASKA容疑者有名人薬物治療「周囲の目があり難しい」‐毎日新聞社

タレントのフィフィも芸能人の薬物治療における環境について問題提起。



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懲役刑は免れない?ASKA容疑者の今後とは

執行猶予中に再犯を犯してしまったASKA容疑者。前回こそ実刑は免れたものの、今回はどうなってしまうのだろうか。

薬物事件の専門家らは執行猶予が取り消され、懲役刑を受ける可能性が高いとの見方を示しているようだ。

 
Q 執行猶予期間の再犯となるが、今回は実刑か。

A 不起訴にならない限り、実刑になるでしょう。前回の判決が懲役3年、執行猶予4年。執行猶予がなくなり、前回と合わせて4年半から5年の実刑となるのでは。
ASKA容疑者、執行猶予中に再犯「5年実刑も」…薬物問題の専門家に聞く‐スポーツ報知

もしも、前回の有罪判決のときの執行猶予が保護観察付き執行猶予であった場合、その猶予期間中の覚せい剤使用で、再び執行猶予付き有罪判決が言い渡されることはなく(刑法25条2項ただし書)、当然に実刑判決となります。

前回の有罪判決自体が覚せい剤使用事犯の初犯としては、重い量刑となっていたことを考えますと、前回が保護観察付き執行猶予でなかったとしても、再度の執行猶予は望めない、つまりは実刑判決となる可能性が高いといえます
ASKA覚醒剤使用で逮捕へ 「再犯の場合、実刑判決の可能性が高い」‐弁護士ドットコム

chageがコメントを発表 ファンからは嘆きの声が

ASKA容疑者の逮捕を受け、音楽デュオ「CHAGE and ASKA」のchageさんが29日、自身の公式サイトでコメントを発表した。
かつて一線を風靡し、数々の名曲を残したチャゲアス。その無念は計り知れない。


皆さまへ
関係者各位

この度はASKAの再逮捕にあたり大変ご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。
昨日のニュースを見て僕自身も初めて事件を知りました。
先ずはファンの皆さまに、とても残念な思いをさせてしまい大変申し訳なく思っております。
報道されている事が事実だとしたら悲しい思いと悔しさで一杯になります。
ただ、今は何も考えられないのが正直なところです。
今後については時間をかけて考えていくしかありません。
本当にご心配をおかけして申し訳ございませんでした。

Chage
Information-Chage official web site

現在、無期限活動休止中のCHAGE and ASKA。再び2人そろって表舞台に立つ日を心待ちにしていたファンも多かったことだろうが、かなり難しい状況に追いやられてしまった。

むしろこのままでは解散も十分にあり得るだろう。
「最近のChageは、ソロ活動を精力的に行いながら、ASKAの完全復活を待っていた。またファンも、Chageの気持ちに同調し、純粋な気持ちでASKAの更生を待っており、ASKAは今回、そんな周囲の気持ちを裏切った形。岡村靖幸や槇原敬之のように、薬物逮捕後に復活したミュージシャンは少なくないが、執行猶予中に逮捕されたASKAは、ここから7~8年収監される可能性があり、出所は70歳に近い。年齢的な問題もあり、ファンに諦めムードが漂っている」(音楽関係者)
結成38年・チャゲアス解散へ……ASKAのブログに「頑張れCHAGE。負けるな自分」のメッセージ‐日刊サイゾー

また、ASKAは来月にもアルバムを発表予定であったが、それもお蔵入りとなってしまうことはほぼ間違いないだろう。





全盛期にすでに始まっていたASKA被告の“転落人生”

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