2ちゃんねる(2ch)は1999年に開設された日本最大のネット掲示板。「ひろゆき」と呼ばれる西村博之氏が管理していたが、のちに運営者が変わった。
各分野、多数のスレッドが存在し、あらゆる話題を網羅している2chには特有のスラングがあり、年月とともに変化しているので初期のスラングは今見ると懐かしく感じるものばかりだ。

懐かしの2ちゃんねるスラング


「漏れ」:いわゆる「俺」のことである。「俺も俺も」を変換したところ「俺漏れも」と誤ってしまったのが起源と言われている。

「禿同」:激しく同意するという意味である。2ちゃんねらーは面白さを追求するところがあり、見た目にも面白さのある漢字を当てることが多い。「おまいらの意見に禿同」といったように使われる。

「キボンヌ」:希望する、ちょうだい、という意味。
たとえば誰かが面白い物を見たと書き込んでいる場合に「画像キボンヌ!」「詳細キボンヌ!」というように使う。

「厨房」:今でも使われているが、中学生のことである。中学生→中坊→厨房と変化した。2chスラングに当て字が多い典型である。また、中学生でなくても幼稚っぽく、コピペを繰り返す人を指す場合もある。

「逝ってよし」:意味は言葉通り「死ね」。
とはいえ、本当にそう願っているというよりも、ニュアンス的にはどっか行ってくれという意味。これに対して「オマエモナー」と返すことも流行った。

2ちゃんねるで流行ったキャラ「モナー」とは?


「オマエモナー」は、AA(アスキーアート)の猫のようなキャラ、通称モナーとともに書きこまれていた。
懐かしい! 2ちゃんねる初期のスラングを振り返る
モナーのTシャツも!

スレで議論が白熱してしまった場合、雰囲気をなごませるためにモナーが登場して「オマエモナー」と言っていることがよくある。ちなみになごんだ雰囲気、のんびりしていることなどは「マターリ」という。
また2005年には、このキャラを真似た「のまネコ」をエイベックスが著作権表示をつけて販売したことで、殺人予告も出るなどの大騒動に発展したこともある。



2chでは独特のスラングが使われるため、日常でもスラングを発している人を見ると「この人は2ちゃんねらーだな」と分かってしまう。街ではあまりスラングを使わないことがお勧めだ。