東京タワーのノッポンは世界を目指していた
こちらはボールペン。ノッポンの形が持つのにちょうどよく、使いやすい。
今年にはいって、『東京タワー』という映画がヒットしていたけれど、いま、東京タワーはどうなってるんだろう?小学校以来、訪れていないかもしれない。というわけで、久しぶりに行ってみた。
といいつつ、今回は東京タワーのキャラクター、ノッポングッズが目当て。

ノッポンといえば、みうらじゅん氏の著書「ゆるキャラ大図鑑」(扶桑社)にもエントリーされている、東京を代表するゆるキャラのひとつ。東京タワーの開業40周年を記念して、98年に誕生したのがノッポンだ。赤と青、色違いのオーバーオールを着た二人は兄弟で、クールで無口なはずかしがりやの兄(青)と明朗活発ながら寂しがりやの一面を持つ弟(赤)という設定もにくい。

さっそく大展望台まであがると、景色よりもまっ先にノッポングッズが目に入った。
うわー、ゆる〜い。


ぬいぐるみや、ストラップ、バッジにマグカップと、ノッポングッズはいろいろ揃っている。ノッポンたちがたくさんぶら下がっている様をみていると、なんだかそれだけで脱力してしまう。でも、ノッポングッズはタワーでも一番人気だというからすごい。

しかもタワービル2階にある“東京おみやげたうん”では販売しておらず、大展望台まで行かないと手に入れることができない! そんなわけで、ノッポングッズはある意味、価値が高いのだ。そうなるとまたよけいに欲しくなるもんだ。

さらに、大展望台一周すると、ノッポン紹介コーナーが。
そのとなりに映画『東京タワー』のポスターが貼ってあった。しっとり寄り添う黒木瞳と岡田准一の横に、ノッポン。なんとも言えないコントラスト。

それにしてもノッポンって、かなり微妙ではある。でも、みればみるほど味の出てくるキャラクターかも。そして、そんなノッポンの夢は“世界中で愛されるキャラクターになること”だそう……。
が、がんばって、ノッポン!(田辺香)