世界各国の飲酒可能年齢にカルチャーショック!
あくまでも日本では、お酒は20歳になってから!
サッカーのW杯もいよいよ開催間近! 大会は6月9日(日本時間10日)から7月9日まで1カ月間に渡り開催される。
そんなこともあり、開催国ドイツのカルチャーについて、知識を得る機会が自然と増えてきた。
さて、そんな中でも驚いたのが、ドイツでは16歳以上の飲酒が認められているということだ。

日本ではもちろん、20歳未満は飲酒禁止。また、個人的にこれまで訪れることの多かったアメリカでは、州によって異なるのだが、ほとんどの州が日本よりも遅い、21歳以上からだったと記憶している。

そう考えると、ドイツの16歳以上ってのは、ずいぶん早いような……。高校生もオッケーてことになるのか。実は、ドイツにも行ったことはあるのだが、行ったとき、既に20代後半だった私は 飲酒について特に気にしていなかったのだ。


それでは、他の国はどうなっているんだろう? 
ふと思って、世界各国、法律で認められている飲酒可能年齢について調べてみた。すると、これまた驚きの結果が。

細かくいうと、酒類を購入してていい、また、飲酒していい年齢性別というのが別々のところもあるのだが、今回は飲んでいい年齢に限ってみていくとしよう。

まず、先に挙げたドイツの他、16歳以上から飲酒可能な国は、イタリア、オランダ、スペイン、フランス、ベルギーなど。アメリカと同じように、地域(州)によって例外はあるが、ほとんどが公共の場所においても飲酒可能だという。また上記の国でも、ビール、ワインなどは16歳からほぼ可能で、蒸留酒類は18歳以上からと、アルコール度数によって制限が変わってくることも。
イギリスもビールなら16歳から可能。

この他、スウェーデンやノルウェー、ハンガリー、チェコ、フィンランドについては18歳以上。ヨーロッパは比較的、制限年齢が低いようだが、中でも、スイスは地域によっては14歳から可能だとか。うーん、14歳というのは、どうなんだろう……。

南米でも、18歳以上が成人として認められるブラジルの他、ペルー、コロンビア、アルゼンチンなどでも飲酒は18歳以上で可能。その他、モロッコや南アフリカでも18歳以上。
アジアはどうかというと、スリランカ、タイ、台湾は18歳以上、韓国は19歳以上で認められている。ちなみに中国は法律による年齢制限がないという。え、ほんとに?!

こうしてみると、日本の20歳以上というのは、世界的にみると高め。正直、思った以上に低年齢から飲酒が認められている国が多かったので、改めてカルチャーショックだったりして。

それにしても、世界各国の法律や事情はいろいろあれど、やっぱり、20歳を過ぎてさらに、ある程度の年齢になってからの方が、断然、お酒は美味しく感じると思う!
(田辺 香)