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長引く梅雨、セミたちは今どうしているのか

セミたちは地表近くで今か今かとタイミングを図っているのでしょうか

各地に大きな被害を与えている梅雨前線。全国的にはまだ梅雨は明けておらず、7月下旬のこの時期いつもミンミン、ジージーとうるさいセミの声も、ここ東京では今年はさっぱり聞こえない。鳴けば鳴いたでうるさいけれど、毎年聞いているあの声が聞こえないのはやはり何かヘン。
一体セミたちは今年はどうしているのだろうか。

以前の「東京のセミが真夜中に鳴くのはなぜ?」の記事でもお世話になったが、昆虫の専門家のいる多摩動物公園に問い合わせをしてみた。

「梅雨が長引いている今年のような天候の時には、セミは地表近くまで出てきて周囲の様子をうかがっているんです。彼らも早く羽化したい、とタイミングを図っているんです」

何となく想像していた答えではあるけれど、専門家に言われると改めて生命の神秘さを感じてしまう。
では梅雨が開けたら一気に様子うかがいのセミたちが羽化して一斉にミンミン、ジージー鳴き始めるのだろうか。

「梅雨明けと同時に地表にセミが一気に出てくる可能性はありますが、例年よりセミの数を多く感じるかどうか、うるさく感じるかどうかは微妙ですね。セミはいつまでも土中でタイミングを待っていられるかというとそうでもなくて、運が悪ければそのまま羽化することなく死にます。また、地表に出られたとしてもすぐに死んでしまうものもいます」とのこと。

そして、「セミは土中で7年も過ごす」と子どもの頃のすり込みでそう思い込んでいたが、どうやらこれは正確に言うと正しくはないらしい。

「一般的にセミは土中で7年暮らすと言われてますが、それはあまり正確じゃないです。セミが土中で過ごす期間はセミの種類によっても違います。それと、同じ種類のセミでも栄養、エサの状態によっても違ってくることがわかっています。飼育の場合では、アブラゼミのエサにアロエを与えたところ、3年で羽化したという報告もあります。また逆に7年かかったということもあります。ニイニイゼミでは1年という場合もあります」

セミの幼虫は木の根のしるをエサとしているので、セミの幼虫をアロエの根元に埋めてあげればよい、ということらしい。
人間にとっても有益なアロエがセミにとって栄養満点のエサになるとは知りませんでした。

東京の郊外にある多摩動物公園では雨の晴れ間に耳を澄ませばセミの声が聞こえますとのこと。
セミたちが元気に鳴き始めるのも、もうそろそろかも知れません。
(こや)
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2006年7月27日 00時00分

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