
タヒチアンダンスとはその名のとおり、タヒチ島をはじめとする南太平洋の島々(フレンチ領ポリネシア)で踊られているダンス。同じ南の島のダンスといっても、落ち着いたサウンドに合わせてゆっくりと動くフラダンスとはだいぶ違う。軽快なリズムに合わせて、女性は腰を激しく揺らし、男性は膝を素早く開閉する。そんな女性の動きはタムレと呼ばれ、男性の動きはパオティと呼ばれる。
タヒチアンダンスで驚くのは、なんといってもその激しさだ。1分間に数百回も腰を振ると、と聞けばその激しさも想像できるのでは? さらに動きだけじゃなく衣装もセクシー。フラダンスで使うムームー(ゆったりしたワンピース)とは異なり、ココナッツブラや腰みのなどをまとって踊る。といっても妙になまめかしいダンスではなく、セクシーさのなかにも南国らしい爽やかさを感じる、華麗で美しい情熱のダンスだ。
以前、本場タヒチでこのダンスを見てきたのだが、あまりの激しさにクラクラし、これは絶対日本でも人気がでる! と確信した。ウェストのシェイプアップ効果も相当ありそうだし……なんて思っていたら、すでに様々なところで話題になり、だいぶ注目を集めている様子。
まだ数はそれほど多くないが、日本にもタヒチアンダンスを習えるスクールはある。いくつかのスクールに問い合わせてみたところ、いまのところ、どのスクールも習いにきている人のほとんどが女性だそう。
見た目にも美しく、そのうえシェイプアップ効果も期待できるタヒチアンダンス。新年に向けて新しい習い事として始めてみるもよし、まずは本場タヒチに見に行ってしまうもよし。個人的にはもう一度本場タヒチに見に行ってしまいたいけれど……、やっぱり遠いなあ。
(古屋江美子)