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冷やし中華、はじまってました(カップ麺で)

ライター情報:田幸和歌子

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(写真/上)パッケージ、(中)ふたを開けるとこんな麺とかやくが、こんな感じに。作り方も途中までカップやきそばと同じだが、湯切り後に水を入れて冷やし、水切りをするのがポイント。(下)できあがり。いただきます。

スーパーの片隅で、カップやきそば状の四角い箱に入った「冷やし中華」が売られていた。
パッケージには、「熱湯3分」とある。“熱湯”で? “冷やし”を!?

どうやって冷やすのかというと、「いったんお湯を注いで3分待ち、湯を切って、水を入れて冷やし、その水をさらに切る」、要するに、カップやきそばをつくる要領に、水で冷やす手間を加えるということだ。
フツウに冷やし中華をつくるのとあまり手間がかわらないような気もするのだが、「茹でなくていい」、「冷水をジャージャー流して、麺をひきしめなくていい」と考えると、ラクなのかもしれない。

シリーズとして、「冷やしたぬきうどん」、「冷やしたぬきそば」もあるのだそうだが、それにしても、なぜ「カップ麺」で冷やし中華や、冷やしうどん・そばを?
製造元の大黒食品工業株式会社に聞いた。

「実は10年ぐらい前からあった企画なんですが、昨年、地元の前橋国際大学の学生さんたちとのタイアップによって、今年3月20日から大きくリニューアル発売したんです」
と担当者は話す。
リニューアルの内容は、「パッケージを涼しいデザインにしたこと」、「学生さんのモニターの意見から、冷やし中華にはマスタードをつけたりスープをかえたり、冷やしうどん・そばには、揚げ玉をつけるなど、より美味しくした」ということ。

リニューアル発売後、まだ1カ月ちょっと経った程度だが、すでに購入した人からは「冷やしのカップ麺は珍しい!」、「こんなに美味しいと思わなかった!」というハガキが届いているそうだ。

ところで、実際に食べてみた印象は……。まず第一の難関として、「水を入れてもなかなか冷えないこと」がある。
調理方法の注意書きにも「水切りを2回行うとよりおいしくいただけます」、「水に氷を入れて水切りを行うとより一層おいしくいただけます」とあったが、実際には、水を3〜4回かえたうえで、氷を使わないと、「冷やし」にはなりにくい。

また、添付のタレをからめると、「香り」はかなり冷やし中華なのだが、ちぢれた麺の食感はやっぱり「カップやきそば」っぽい。
塩味のカップやきそばを、ちょっぴり甘酸っぱく、ちょっぴりしらばっくれた感じにした味とでもいうのだろうか。

また、同じカップで「湯切り」と、何度も「水切り」を繰り返す作業は、まかり間違って、会社の昼休みや夜食時に、給湯室などでやろうものなら、かなり変わった人に見えてしまうかもしれない。

ともあれ、これからの季節、「この暑いのに、熱いもんなんて食えねー」というとき、冷たいカップめんは、ありがたい存在かも(?)。
何より、この不思議で面白い冷やし麺、7月末までの季節商品なので、一度挑戦してみる価値はアリです。
(田幸和歌子)

ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2007年5月11日 00時00分

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