
「最近、青い柔道着を着てる選手いるじゃん? アレって何色でもいいのかな?」
一瞬、何を言ってるんだと思ったのだが、言われてみれば確かに気になる。
お話によると、この青い柔道着が使われるようになったのは2000年のシドニーオリンピック前後とのこと。導入の目的は、赤の選手と白の選手を観客から見てもわかりやすくするため。現在は、国際大会でのみ使われているそう。
ちなみに赤側が、青の柔道着を着用することが決まっており、万が一「青はちょっと……」みたいな選手がいた場合でも交換は不可能なんだとか。
では、青以外の柔道着はどうなのか聞いてみると?
「青以外は認められておりません。」
なんとも残念な結末。全ての理想が音を立てて崩れ落ちた瞬間だった。と、大げさに言っているがよく考えてみれば当然の結果。何色でもOKだったら、大変なことである。
ちなみに、とあるスポーツメーカーさんによると青の柔道着は受注生産でのみ製造しているそう。
ということで「柔道着は青以外何色でもいいのか?」の結果は、「何色でもダメ」。もしも機会があれば、誰も持っていないような柔道着を自作で作ってみたいものである。
(木南広明)