「黒ワイン」って知ってます?
「Noir」こうもりラベル。ビンも真っ黒だ
黒酢、黒米、黒豆などなど、健康ブームに乗って何かと「黒」の商品がもてはやされている。なぜ黒いと身体にいいのだろう。
今の時代、何でも黒ってついたら売れてしまう気がする。黒マヨネーズ、黒牛乳、黒ヨーグルト……乳製品はナシか。黒バナナ、黒キャベツ、黒りんご……青果物ならありかも!
そんなことを考えていたら、新しい「黒」に出会った。なんと、「黒ワイン」! ワインといえば赤・白・ロゼが常識。う〜ん、なんとも興味深い!

さっそく黒ワイン「Noir(ノアール)」の開発会社、株式会社シニアコミュニケーション広報ご担当の須田さんにお話をうかがった。黒ワインとは?
「フランスのカオール地方原産の『マルベック』という品種のぶどうを90%使用しており、こだわりを凝縮したワインです。
マルベックはタンニンの含有量が極めて多い品種で、色は限りなく黒に近い赤色になっております」
どんな色なんだろう……。グラスに注いでみたい。飲んだら口の中が真っ黒……にはならないか。

そうそう、やはり健康にいいのでしょうか?
「効能という形で明言することはできませんが、タンニンの含有量が極めて多いため、通常の赤ワインと比べると、ポリフェノールが非常に多く含まれるワインです」
ポリフェノールといえば、コレステロールを下げたり、血圧を下げる働きがあるといわれているあれですよね。やはり黒は健康によいのかも!

この黒ワイン、発売は2004年。赤ワインが健康によいとされ、メディアでもさかんに取り上げられていた頃。
焼酎ブームやポリフェノールを多く含む大豆やお茶といった他の食材への話題や意向などを背景として、単なる健康要素を前面に押し出しただけの赤ワインに、シニアは振り向かなくなりつつあった。そんなとき、シニアコミュニケーションさんが目をつけたのがこの黒ワイン。シニアがワインについて求める要素を調査した結果、「健康」「おしゃれ」「味」という3つの要素に集約されていることがわかり、それを象徴する「黒」というカラーを切り口として、ワインマーケットに新しいポジションを築くべく、開発したという。健康志向のシニアを中心に、ワイン好きの方や、贈答用としても人気だとか。

商品は「月ラベル」と「こうもうりラベル」の2種。「月ラベル」は既に完売したが、12月には再入荷の予定ありだとか。
インターネットの販売の他、麻布十番にある「アンチエイジングレストラン」でいただくことができる。一度試してみる価値はありそうだ。
余談になるが、今回の調査で、緑ワイン・黄ワインと言われるものも存在することが判明した。興味ある方はチェックしてみて!
(さくら)

黒ワイン「Noir(ノアール)」HP