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本はどこまで厚くできるの?

2007年12月6日 00時00分

東京都製本工業組合のサイトで紹介されていた「世界一?厚い本」は厚さ83cm、重さ72kgのシロモノ。本の厚さに限界はない!?

来年1月に約10年ぶりに全面改訂された『広辞苑』(第六版)が発行される。
広辞苑は国語辞典と百科事典を兼ね備えた画期的な辞書として、1955年に初版が発行され、現代では辞書の代名詞的存在となっている。
今回の改訂では、「メタボリック症候群」「イケ面」といった新語など約1万語が新たに加わり、総項目は24万語になるという。

そんな改訂版『広辞苑』の発行を報じるニュースの中で気になることが。
とあるニュースで『広辞苑』はページ数が増えても本の厚さを変えず、紙を強く薄いものにしたりと工夫しているとあり、そしてその理由が「本を作る機械が厚さ8cm以上のものを作れない」となっていたこと。

ソフト面もさることながら、ハード面でも様々な工夫と努力がなされていることに感動しつつも、またも疑問が。
本の厚さに限界というのはあるのだろうか。
そこで、製本のプロ、東京都製本工業組合にお話を聞いてみることにした。

「厳密に言えば8cm以上の本は作れないとは言い切れないです。手での製本であれば8cm以上も可能です。それと、ハードカバーか雑誌かなどによっても違ってきますね。雑誌の場合は8cmを超えるものもあります。でも、ハードカバーの本の場合は、確かに機械の関係で作れないということはあります」

なるほど。
東京都製本工業組合さんのお話によると、機械によっては8cm以上の本を製本できる機械が全くない、というわけではないとのことだけれど、その機械で広辞苑が作れるかどうか、というのは別の問題のよう。
広辞苑のような辞典は何度も何度もページを繰る。小説など一般書籍よりも耐久性なども求められるわけだから、それなりの技術は必要なのだろう。

東京都製本工業組合のホームページには「世界一?厚い本」として厚さ83cm、重さ72kgの本が紹介されていた。なんと『広辞苑』約10冊分の厚さ! これは昭和63年の文京区産業展の際に、区内製本業者の技術の粋を集めて可能な限り厚い本を作ろう、という試みで製作されたものとか。
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