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「酒は百薬の長」ってホント?

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「Jカーブ効果」全死亡率:病気だけでなく、事故、事件を含めたあらゆる原因による死亡率。
全く飲まない人を1とした場合の各飲酒量ごとの相対的な死亡率をグラフにした
資料提供:(社)アルコール健康医学協会

「お酒はほどほどにね」なんてことを、30歳もすぎたというのに、いまだ親に注意されている私。そんなときは「大丈夫だよ。酒は百薬の長っていうし」なんて軽く返しているのだが、実は言っている自分も半信半疑。本当にお酒って百薬の長なの??

もともと「酒は百薬の長」とは、中国の『漢書』に出てきた言葉。今から約2000年も前に書かれたものに、なにか科学的根拠があるとは想像しづらい……。そこで、「社団法人 アルコール健康医学協会」の方に聞いてみると、
「一応、酒の効用を医学的な面から裏づけるデータもあるんですよ」
と言って、見せてくれたのが画像のグラフ。

これは「Jカーブ効果」と呼ばれるもので、適量なお酒を適正に飲んでいる人は、お酒を全く飲まない人や大量に飲む人に比べて、死亡率が低いことを示している。このグラフを見ればわかるように、ある程度の飲酒量までは死亡率はゆるやかに下りのカーブを描き、あるポイントを過ぎると、逆に高くなっていく。

「もちろん、実際はこれほどキレイなグラフにはならないと思いますが、大体このようなグラフになることは、いろいろなところで証明されているんですよ」
でも適当な飲酒量って、どれくらいなんでしょう?
「こればかりは人によって違うので、明確な数値はありませんね」
まあ気持ち悪くなるまで飲んでしまえば、明らかに飲みすぎだろうけど……。

ちなみにたくさん飲んでお酒に強くなれば、「適当な飲酒量」も増えるもの?
「お酒が弱い人は、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解する能力が低いんです。基本的にこの能力は遺伝によって決まっており、日本人は欧米人より低い人が多いといわれています」
ただ飲み続けていると、アセトアルデヒドの分解を手助けする別の酵素(MEOS)が増え、多少は強くなるという事実もあるようだが、肝臓に負担をかけるので、あまり良いことではないよう。

ストレス解消やいわゆる飲みニケーションなど、プラスなことも多い飲酒。自分にとって最適な目安を見極めつつ、楽しくお酒とつきあっていきたいものです。
(古屋江美子)

※追記:ちなみに適当な飲酒量は個人や体調次第で変わってくるが、一般的には2単位(ビー
ル大瓶2本、日本酒2合など)程度を限度とするのがよいとされている

(社)アルコール健康医学協会HP

2008年2月6日 00時00分

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