最近、和風味や唐揚げも販売を開始したケンタッキーフライドチキン。ときどき無性に食べたくなりますが、その独特の味はなかなか自宅では再現できないですよね。
そんなケンタッキーでは、使用したチキンのお葬式が行われているという噂が!本当なのかどうかさっそく広報に問い合わせてみました。

広報の方曰く、「供養ではなく、毎年一回感謝祭として行われていますよ。神社から神主さんを読んで祝詞をあげてもらいます」とのこと。
おお! 噂は本当だったのですね!! 

さらに、それは秘密なんですか? と聞いてみると、「ホームページに書かれていますよ」とあっさり。同社のホームページを確認してみると確かに、“チキン感謝祭ってなに?”というQ&Aが存在していました。それによると…
「東日本の関係者は東京に、西日本の関係者は大阪に会して実施しており、平成25年度の感謝祭で40回目となりました。
KFCでは、おいしく安全で健康的なチキンをお客様にご提供するために、たくさんの関係者が日々、情熱をもって取り組んでいます。大事に育て、丁寧にカットし、安全に店舗に届け、1ピースずつしっかりと手づくり調理するKFCのオリジナルチキンは、1羽1羽、大切に取り扱われて、おいしいフライドチキンとなっているのです。チキン感謝祭は、その関係者が一堂に会して、鶏に感謝するとともに供養する祭事です」とあります。

ちゃんと供養していると書かれていますね。なんて感謝深い会社なのでしょう! では、その鶏は年間何羽くらい消費しているの? と突っ込んだところ、「それは非公表です」と無碍なく断られました。

ケンタッキーは、120の国や地域に、18,000店があり、日本では合計1,180店(2013年3月現在)。
フライドチキンには、リブ(あばらの部分)、ウイング(手羽の部分)、キール(首の部分)、サイ(股関節の部分)、ドラム(足の部分)と部位ごとの種類が分かれているので、残念ながら売上高からの羽数推測は不可能でした。

それにしても他の肉を使用しているチェーンでは聞いたことがないだけにケンタッキーの最近の快進撃の秘密は、この感謝祭にあるのかもしれません。これからはうどんチェーンでは小麦に、天丼チェーンではエビに、たこ焼きチェーンならタコを供養して感謝するといいのかも。ぜひ他のチェーンでもやってみてはどうでしょうか。
(カシハラ@姐御)