禁煙用ならぬ、蚊・虫よけ用のパッチ
医者の処方箋も不要で、気軽にスーパーで入手可能。<br>5枚入り(約600円)、10枚入り(約960円)、20枚入り(約1920円)と販売されている
「パッチ」といえば、ニコチン・パッチとなりつつある最近。
また、アメリカの末期癌患者は「モルヒネ・パッチ」を使用したりするので、パッチは、相当な効果を期待できるもの、というイメージが個人的にある。

そんなアメリカに、蚊・虫よけ用のパッチ「ドント バグ ミー」なるものが登場!

使用方法は、外出2時間前に1枚のパッチを身体(体毛の少ない場所)に貼るだけ。これ一枚で、全身を36時間保護してくれるという。ウォータープルーフなので、海はもちろん、シャワーやお風呂にも入れちゃう。ビタミンB1が主な原料になっていて、子どもにも安全で自然なパッチだ。日本人はこのビタミンB1の摂取総量の半分を穀物から摂取しているといわれているが、神経炎、消化器官、筋肉、心臓にも良いとされているビタミンの一つ。
でも、ビタミンB1と虫、どこでどう関係しているのか?

このパッチを貼ることによって、ビタミンB1を血流に吸収し、全身に浸透させる。
1日の推薦摂取量は1.4ミリグラムだが、過剰なビタミンB1摂取は、ボディの自然作用で毛穴を通し、余分なビタミンB1を排出する。毛穴を通して排出されるとき、微細な匂いを引き起こすというが、その匂いで生き物が発する二酸化炭素をカバーする。
二酸化炭素が大好きな「蚊」はこれで惑わされることになるのだそうだ。

蚊を引き寄せつけないためには、ビタミンB1の“過剰摂取”が必要というわけだ。
しかし食事やサプリメントからの摂取では、血流の前に胃へ入り込み消化されてしまうので、パッチと同じ効果は期待できないという。

虫よけスプレーや日焼け止め、汗等でベトつきがちなこれからの季節。
アウトドア好きな人には必需品になりそうな予感がする「虫よけパッチ」。輸入モノなど、日本でも売られ始めているが、日本定着なるか?
(シカゴ/あらた)