オーストラリアの自然と和のコラボ 「カンガルーのしぐれ煮」
(写真上から)<br>「トマトソース煮(190g/950円)」(左)と「しぐれ煮(100g/800円)」(右)。<br>つい箸が進む「しぐれ煮」。<br>「カンガルーテールスープラーメン」
カンガルー肉(カンガルーミート)といえば、オーストラリアをイメージする人も多いはず。でも実は日本でも売っているって、知っていました?

しかもいただくのは、「しぐれ煮」という純和風スタイル。
オーストラリアの自然の恵みと日本の伝統の味のコラボレーションとは、いったいどんな仕上がりなのだろう。

まず食べてみた感想から言うと、とにかく「ウマイ!」の一言に尽きる。カンガルーミートはあっさりしながらも深いコクがあり、醤油との相性も抜群。お酒のおつまみにもピッタリだ。特にクセもなく、言われなければカンガルーだとわかる人はほとんどいないはず。

カンガルーミートの最大のポイントは、そのヘルシーさ。
商品を販売している有限会社ポートスティーブンスの菅野さんによれば、
「低脂肪・低コレストロールなのが特長です。また鉄分やCLA(共役リノール酸)といった脂肪燃焼効果の高い成分も豊富に含んでいます」
しかも野生のカンガルーなので、ホルモン剤や抗生物質などの心配もいらない。また食物アレルギーの代替食にも使えるなど、とにかく良いことづくめなのだ。なんでもオーストラリア国立心臓病財団の推奨食材にも指定されているという。
「アボリジニは生活習慣病がとても少ないんですよ。その要因を調べていくと、彼らがカンガルーミートを食べていることがわかったんです」

同社では一年程前からカンガルーミートの販売を開始。
しぐれ煮のほかにも、パスタにも使える「トマト煮」や味をつけていない「イージーカンガルーミート」も売っている。それともうひとつ「カンガルーテール」(750g・業務用)も扱っているが、今回このテール肉を使ったスペシャルメニュー「カンガルーテールスープラーメン」を特別に作ってもらった。

このラーメンは、沸騰した水にテールと香味野菜を加えて60〜90分煮込んだスープを使って作ったもの。基本的にあっさり味だが、コラーゲンたっぷりでコクがあり、非常に上品で優しい味わいだ。しかも390kcalと低カロリーなので、お酒を飲んだあとに食べるにももってこい。現在のところ防衛医科大学の食堂で出されているのみというが、……これ、近いうちに流行りそうな気がする。


ヘルシーで、そのうえ美味なカンガルーミート。商品はオンラインで発売中だ。オーストラリアの豊かな自然の恵みを、ぜひ一度ご賞味あれ。
(古屋江美子)

(有)ポートスティーブンスHP