「光る物体発見! なんだこりゃ?」
と思ったら、犬のおもちゃでした。しかし、どうして光るおもちゃが必要なのか。
ふつうのおもちゃでは駄目な理由があるの?

光る怪しげなアイテムの名は、骨の模型の両端にボールが付いた『ギャラクシーグローバーボーン』と、アメフトのボールの形をした『ギャラクシーグローフットボール』。
ぐうたらして食べてばかりで運動不足、あまり動きたがらない犬には、『ギャラクシーグローバーボーン』がお勧め。ボールの両端の穴にエサを入れて投げれば、犬は目の色を変えて追いかけるだろう。
『ギャラクシーグローフットボール』の方は投げた後、「予測のつかないはずみ方」が楽しめる。犬は投げた方向に真っすぐ追いかけるのだが、場合によってはボールが逆方向に弾んでいくこともある。その動きに反応して、犬があっちこっちに飛び跳ねるところがおもしろいわけだ。


両方とも、一見してふつうの犬用おもちゃだが、暗闇の中でボーっと光る。ライトが入っているわけではなく、「蓄光」といって浴びた光を溜めることで光るというもの。だが、そもそもなぜ光る必要が。

販売サイトには「暗いところでの遊びに最適です」との説明。なるほど、昼間は仕事で愛犬と遊べないビジネスマンの人などに、夜の公園とかで。う~ん、そんな暗いところで犬と遊ばないといけないのかぁ。
でも、犬は夜も元気。一日一回は遊んでやらないとストレス貯まりますよね。

実は、筆者も犬を飼っているので、犬グッズ販売サイトの「sumainu(スマイヌ)」さんにお借りして早速試してみることに。夜、灯りをつけずに部屋で遊んでみた。
「暗いよ~、怖いよ~」
投げてやると、喜んで追いかけて持ち帰ってくる。犬にとって光るものは追いかけやすく、探しやすいのだろうが、実際使ってわかったのは人間にとってもありがたいということ。
なぜなら、人間だって暗いところでは光るものでないと、どこにあるかわからない。それでは犬と遊びようがないから。

よくよく考えると、屋外ならともかく部屋で遊ぶなら灯りをつければよいので、光るおもちゃは必要ないといえなくもない。ただ、暗くしたほうが犬がおもちゃを探すのに多少なりとも手間取るのが楽しいのかも。
光るアイテムで犬との充実した時間を過ごしてください。
(羽石竜示)