ナインティナインの矢部浩之が11月26日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)において実父の犯罪歴を暴露した。矢部の父は20代のころ、酔っ払い喧嘩をして警察のお世話になったという。
「矢部浩之は前科者の息子です」と述べ、笑いを誘った。

「黒いサンタが来た」矢部の貧乏エピソード


今でこそ、多くを語ることはないが、矢部はデビュー当初、極貧育ちをたびたびネタにしていた。麒麟の田村裕の「ホームレス中学生」に先んじていたといえよう。

彼の貧乏エピソードは事欠かない。幼少期の矢部家は古い府営住宅住まい。このほか、祖父が作った1.5畳ほどのプレハブ風の小屋があり、そこが兄との子ども部屋であったという。

子どものころは、ジンジャエールが飲みたくても金がないので、生姜をくだき、水に入れて飲んでいた。
素材を生かした味だが、炭酸がないので刺激はちょっと足りなさそうだ。
さらに、実家には借金取りがたびたび訪れており、幼少期の矢部は「黒いサンタが来た」と思っていたという。年の瀬のクリスマスを狙って、黒服姿の人間が借金の取り立てに来たのだろうか。まるで福本伸行『カイジ』の世界だ。

また、矢部は三兄弟の次男であり、彼の下には14歳離れた弟がいる。家が狭かったためか、矢部は両親の性行為を目撃している。
新人時代の矢部は「その時、弟ができたのかも」とたびたび自虐ネタを披露していた。

矢部の金を愛人に貢いでいた実父


ナインティナインは、デビュー後、ほかの芸人に比べれば早くブレイクを果たした。東京進出を果たし、20代前半で、それなりのお金を手にした矢部は早くも一家の“大黒柱”となる。実家には定期的に仕送りを行っていたようだ。

だが、その仕送りは生活の足しに使われていたばかりではない。実父は矢部の口座から多額の現金を勝手に引き出し愛人に貢いでいた。
さらに借金の願いを矢部が断ると「勘当や!」と逆ギレすることもあったという。
これらのたび重なる金の無心について、矢部は『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)内でよく不満をのべていた。

矢部浩之は、2013年に元TBSアナウンサーであった青木裕子と結婚。現在は2人の男の子の父親となっている。そんな彼の現在の住まいは六本木ヒルズである。貧乏暮らしからの成り上がりの象徴として、この場所に住んでいるのかもしれない。


※イメージ画像はamazonよりナインティナインのオールナイトニッ本 vol.3 (ヨシモトブックス) (ワニムックシリーズ 168)