今年4月、28歳(当時)にして初ロマンスを報じられた“しょこたん”ことタレントの中川翔子が、報道以来、所属する大手芸能事務所に“見限られた”との噂が流れている。熱愛報道の第一報は、スポーツ紙。
結局、その2日後に発売された女性誌でも“お泊り愛”が報じられ、お相手である俳優、小澤亮太には隠し子がおり、中川の母親が交際に反対していることまで赤裸々に報じられた。その数日後には、再びスポーツ紙で破局を報じられ、たった1週間足らずでことは収束した。

 この急ピッチのロマンス劇収束には、事務所の大きな情報操作力が働いていたというのが、業界内でのもっぱらの噂だという。中川の所属する事務所にはタレントのトラブル処理を得意として取締役にまでのし上がったA氏がいる。このA氏、まだブレイクする前のアイドルグループAKB48・柏木由紀をホテルに連れ込む様子を写真週刊誌にキャッチされたこともある、いわくつきの人物。しかし、その写真が週刊誌に載ることはなくお蔵入り。
知る人ぞ知る1枚となった。最近では、ツイッターを外部操作される被害に遭ったと報じられたAKB48の高城亜紀が、A氏が警察と相談して解決してくれると、名指しで感謝の意を表したこともある。

 話を中川に戻すと、そもそも「隠し子がいる男性と知っていて交際している」というよりも、「初ロマンスだったが、実は相手には隠し子がいたことを報道で知らされて破局。失意のどん底にいながらも仕事をがんばる中川」と世間的に捉えられたほうが印象はいい。業界関係者によると、この一件についても「A氏の手にかかれば、これくらいのシナリオを現実のものにするぐらいの情報操作はお手の物でしょう」と推測する。

「女性誌が自誌のスクープを発売前に事務所に知らせるのは、業界内での流儀です。
そこで事前に記事の内容を知った事務所側が、中川の都合の良い内容に設定を変えてスポーツ紙にネタを流した。先に発売されるのは新聞。その後、女性誌に隠し子がいた事実が出ても、一般的には中川に同情が集まるだけ。直後に破局という情報を懇意にしているスポーツ紙に流したことで、“破局で落ち込むかわいそうな中川”というイメージがつくられたのです」(同関係者)●一般人とのトラブル続出

 だが、そこまでフォローしてもらっていた中川が、なぜ事務所に見限られたのか。テレビ局関係者は「最近、中川が芸能マスコミの前に出てくる場に、A氏が姿を見せなくなったんですよ。それもそんな噂がささやかれる一つの理由かもしれませんね」という。



 その後、中川といえば、Twitter上で立て続けに炎上騒ぎを起こしている。拾った子猫をやむなく保健所に連れていくことにしたという一般人に対して「保健所に連れて行くな」と批判したり、犬猫保護活動をしているにもかかわらず、プロデュースするブランド「mmts」でうさぎのリアルファーを使用していたことがわかり批判を浴びたりもしている。

 最近では中古ショップ「まんだらけ」で「鉄人28号」のフィギュアが盗まれた事件で、犯人の顔を公表することが中止された際、中川が「意識的に窃盗してる犯人甘やかすことない」と厳しく訴えたが、これは警察の捜査上の問題だったためで、よく事情を把握せずにコメントすることに対しても批判の声が相次いだ。


 初ロマンス報道の火消し後、このように立て続けに話題を提供している中川だが、そもそも小澤と破局させたがっていたのは、事務所というよりは母親だったよう。前出の業界関係者によれば「正直、言動に表れているように気性の激しいこの母娘に事務所も振り回されて、ほとほと疲れてしまったんじゃないでしょうか」とも。

 一般人を巻き込んだセンシティブな問題を次々と起こす中川。
多くのタレントを抱えている大手事務所とはいえ、中川1人に手を焼いている暇はないということだろうか。
(文=編集部)