2017年5月から運行を始める、JR東日本の豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。その出発駅、帰着駅となる上野駅では、「13.5番線ホーム」から列車に乗降することになりました。

かつて、別の目的で使われていたホームです。

13番線と14番線のあいだから

 JR東日本は2016年12月6日(火)、豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」の出発駅、帰着駅になる上野駅(東京都台東区)について整備計画を発表。「四季島」の乗客は、同駅の「13.5番線ホーム」から列車に乗降することが明らかになりました。

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10両編成で定員34人の「TRAIN SUITE 四季島」。ダイニングカー、ラウンジカー、展望車も連結する(2016年8月、伊原 薫撮影)。

 上野駅の13番線ホームと14番線ホームのあいだには、かつて荷物輸送で使っていたホームがあります。

それを「四季島」用ホームとして整備するもので、JR東日本はこれを「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」と命名。「ご乗車されるお客さまだけが味わえる特別な空間をご用意し、旅への期待をますます高めていただけるよう演出いたします」としています。

上野駅13.5番線から旅立ちへ JR東日本の豪華クルーズトレイン「四季島」

「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」イメージ(画像出典:JR東日本)。

 また「四季島」の乗客向けに、上野駅の13番線ホームにラウンジ「プロローグ四季島」を設置。このラウンジから「四季島」クルーの案内で専用の「13.5番線ホーム」へ入場、列車に乗車します。またこのラウンジは、列車帰着後の「フェアウェルパーティ」会場としても使用するとのこと。

「四季島」の運行開始は2017年5月1日(月)。それ以降、8月までの出発分はすでに完売で、現在は2017年9月から11月出発分の受付が行われています。なお2017年5・6月分は、平均倍率6.6倍、最高倍率は76倍(最高級客室「四季島スイート」3泊4日、95万円)でした。

【写真】「13.5番線」になる上野駅の13番線と14番線に挟まれたホーム

上野駅13.5番線から旅立ちへ JR東日本の豪華クルーズトレイン「四季島」

左から13番線ホーム、13番線の線路(ブルートレインが停車)、「13.5番線ホーム」、14番線の線路(電車が停車)。「四季島」は13番線の線路から発着(2009年8月、恵 知仁撮影)。