吉永小百合主演の超大作映画『まぼろしの邪馬台国』が11月1日の公開に先駆けて、全国23ヶ所で、大キャンペーンを展開しているが、映画関係者の間では、公開前から「また、失敗するぞ」という声が上がっている。


「吉永主演の前作『母べえ』(松竹)も大々的に宣伝した甲斐があって、興行収入20億円ほどいったとされていますが、ビジネスとしては成功したとはいえない状況。

今回も、宣伝活動の割には、映画関係者などからの評判はいまいちで、集客は厳しくなるんじゃないかと言われていますよ」(某映画ライター)

 元東映関係者は「『母べえ』で苦戦した松竹の状況を間近で見ているのに、『まぼろしの~』を手がけた東映社長・岡田裕介の"サユリストボケ"はいまだに治らない。このままで行くと、ただでさえ業績の悪い東映は小百合と心中しかねませんよ」と危惧する。

 岡田は、その昔、俳優として活躍していたが、当時から"サユリスト"を自認。俳優を辞めた後、父親の岡田茂が社長を務める東映に入社。プロデューサーとして活動し始めた。

「『夢千代日記』や『玄海つれづれ節』など、吉永主演の映画のプロデュースを複数やりましたが、話題になるわりには興行成績はいまいち。

社長に就任してからも『北の零年』を手がけましたが、惨憺たる数字でしたよ。そもそも、今の若い客層は吉永小百合なんて知りませんからね」(某映画プロデューサー)

 興業配収まで、まぼろしに終わらなければいいが......。
(サイゾー公式携帯サイト「サイゾー裏チャンネル」より)



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