長らく「報道のTBS」「ドラマのTBS」と呼ばれ、視聴率競争でも常に先頭集団を走っていたTBSだが、昨今の窮状に同局『情報7daysニュースキャスター』のキャスターを務めるビートたけしも呆れているという。

「ある週のTBSの全番組のなかで、『ニュースキャスター』内でたけしが担当する『たけしの三面記事新聞』のコーナーが最も視聴率が高かったそうなんです。

それを聞いたたけしは『TBSも終わったな......』と笑うしかなかったようですよ」(芸能関係者)

 最近のTBSは、一日に放送されるすべての番組で視聴率一桁を記録する日が続くなど、かつての「三冠王」の見る影もない状態。年間視聴率でもテレビ朝日に抜かれ、業界でささやかれる「振り返ればテレビ東京」という揶揄も、あながち冗談ではなくなってきている。

「報道番組は他局も含めて不調ですが、『ニュースキャスター』は常に12%前後(関東地区・ビデオリサーチ調べ、以下同)を維持しています。中でもたけしの『三面記事新聞』は好調で、瞬間視聴率で15%を超えることも少なくありません」(TBS関係者)

 「三面記事新聞」は、その週の話題に上がったネタを"情報通"のたけしが扮装しながら面白おかしく解説するコーナー。また、故・村田英雄や長嶋茂雄、ガッツ石松らにまつわる"伝説"が披露されたこともある。

「局内はすでに諦めムードですよ。

TBSが所有する複合施設『赤坂サカス』だけは好調なので、『もう不動産屋に成り下がったと言われても仕方ない』などと言い出すスタッフもいるくらいです」(同)

 オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件に関連するTBSの不祥事が明らかになった際、同局でメインキャスターを務めていた故・筑紫哲也は「TBSは死んだ」と言った。事件から20余年、いよいよ本当に最期が近づいているのかもしれない。



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