「南極大陸」(木村拓哉主演=昨年10月16日~12月18日)の後を引き継ぎ、TBSドラマ「日曜劇場 運命の人」(本木雅弘主演=日曜午後9時より)が1月15日にスタートした。
このドラマはベストセラー作品の山崎豊子氏の同名小説を初めて映像化した作品。
キャストには本木の妻役の松たか子を始め、真木よう子、北大路欣也、大森南朋、杉本哲太、石橋凌、大和田伸也、柄本明といったそうそうたるメンバーが脇を固めている。TBSの力の入れようも半端ではなく、初回放送の直前の週には、本木がTBSのバラエティー番組に出ずっぱりで番宣に努めた。
しかし、90分枠での拡大版となった初回放送分の視聴率はTBSの期待を大きく下回るもので、同局関係者を落胆させたのだ。弾き出された平均視聴率(関東地区)はわずか13.0%にとどまった。
前作の「南極大陸」の初回放送は22.2%で、10話平均で18.0%だった。最低視聴率は第5話(11月13日)の13.2%であったが、初回放送でこれだけの差がつくのは、いかに「南極大陸」より注目度が低かったかのなによりの証拠。
最近の本木は映画出演が多く、「おくりびと」(08年)では名演技を披露した。
(坂本太郎)