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京都市営地下鉄のキャラクターを使ったアニメ企画にクラウドファンディングに支援殺到

2016年4月24日 10時00分 ライター情報:木俣冬

京都市営のキャラなのに、なぜクラウドファンディング?



クラウドファンディング募集開始2時間で、最初の目標金額の100万円達成、現在、700万円以上集まっている成功企画が「【地下鉄に乗るっ】京都市営地下鉄の萌えキャラ「太秦萌」の、アニメを作るっ」だ。
かわいい、と人気の京都市営地下鉄のイメージキャラたちは、ライトノベルにもなっていて、京都のみならず全国区に人気がじわじわ拡大している。
京都の高校に“地下鉄で通っている”女子高生・太秦萌、松賀咲、小野ミサをイメージキャラクターにした企画「地下鉄に乗るっ」。

「地下鉄に乗るっ」の活動の主たるものは、京都市営地下鉄のホームにキャラクターがデザインされたポスターを貼ることで地下鉄乗車促進に寄与することだ。
以前、地下鉄の職員が描いた素朴な絵柄の「太秦萌」というキャラクターを、京都のデザイン会社(株)GK京都のディレクションのもと、京都出身のプロのイラストレーター賀茂川がリファインして洗練させ、新たなキャンペーンがはじまったのが、2013年。
ポスターの絵柄がかわいいので目を引いたのはもちろんだが、人気に拍車をかけたのは、2014年に放送された2本のアニメCM。YouTubeで京都に住んでいる人以外も見ることができて一気にメジャー感が出た。1年間で再生回数はのべ15万回を超え、海外からも注目されるほどに(萌えキャラ@京都 って外国人に受けそう)。
このキャラが登場してから地下鉄利用者も増えているという。

そしてこのたび、短編アニメ−ションを作る企画が立ち上がった。
だが、京都市のイメージキャラがなぜクラウドファンディング? といぶかしく思うではないか。
そこで、アニメCMを制作し、今回の企画もプロデュースしているプロダクション「魚雷映蔵」 
の代表取締役の佐野リヨウタ(ヨが大文字なのはご本人のこだわり)さんに、話を聞いてみた。

「行政がクラウドファンディングを実施するのは難しいのですが、今回のアニメは、行政の手を離れ、民間の僕らが主体となって製作しています。というのは、最初に市営地下鉄の『地下鉄に乗るっ』のアニメCMは2本までと決まっていました。それが、思いがけず人気が出てきたので、このまま終了するのは惜しいと僕らは思いましたが、残念ながら次年度の予算にアニメCM制作を含む予定はありませんでした。そもそも京都市営地下鉄の赤字経営を少しでも黒字に近づけようとしたのが『地下鉄に乗るっ』企画ですから、新たなアニメを作る余裕はないんです。とはいえ、応援してくださるファンの方々に応えるためにもこのまま諦めたくなかった。

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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