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今夜3話「逃げるは恥だが役に立つ」星野源のただならない童貞感を掘り下げてみる

2016年10月25日 10時00分 ライター情報:沢野奈津夫
『Kiss』(講談社)で連載中の海野つなみ先生による人気マンガが原作のTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。雇用主と従業員という関係での“契約結婚”という風変わりな設定が話題を呼び、第2話でTBS火曜ドラマ枠の歴代最高視聴率の12.1%を記録。youtubeで公開されている予告動画“恋ダンス”の再生数は、計1000万回を優に超えている。

このドラマの売りはなんなのだろうか?契約結婚という特殊な設定、主演・新垣結衣の人気、散りばめられた小ネタ、様々な理由はあると思うが、第2話では津崎平匡(星野源)が醸し出す“童貞感”について注目してみたい。

第1話での津崎は、ハッキリとした物言いや、偏った思考から童貞というより変人という印象の方が強かった。家事代行サービスでやってきたみくりが、あまりにも若いことに驚き数秒間固まってしまうなど“童貞”らしい行動も確かに取っているのだが、いかんせん見た目が星野源。童貞より変人の印象が勝って当然。

星野源が演じる童貞


しかし、第2話は“プロの独身”と呼び方を変えた津崎の童貞感が随所に見られた回となった。まず、お互いを名前で呼ぶ練習をするシーン。普通、童貞の役を与えられたら「みみみ、みくみく、み、みくりん!」など、ドモッてしまうキャラクターを作りがちだが、星野源演じる津崎は違う。呼ぶ時は「みく・・・さん付けでもいいですか?」ぐらいに留め、みくりに「平匡さん!」と呼ばれた時に変な間を作ってしまうという部分で童貞感を演出している。

これは、津崎が女性と喋りなれていないタイプの童貞ではないということだ。自分の意見はしっかり伝えれるし、もしかしたら嫌われてしまうかもしれない様な事も平気で言える。なんなら一般的な男性よりもかなり弁が立つタイプと言ってもいいだろう。

しかし、それは恋愛という要素が一切入っていない時の話。好意を示すような発言は全くと言って良いほど出来ないし、一定の距離から踏み込むことが出来ない。なので、相手に踏み込まれるのも苦手。眼を見て名前を呼ばれるだけで、ちょっと好きになってしまうのだ。

夢を見ない童貞


両親との顔合わせを経て、みくりは少し罪悪感を感じていた。結婚を喜ぶ両親を騙してしまったことが理由だ。しかし、津崎の意見はまるで逆だった。嘘を吐いてでも両親を安心させる事が出来た事を有意義に感じているというのだ。ハンガリーの諺「逃げるは恥だが役に立つ」を引用して、みくりを前向きにしようと励ますのだが、これはとても悲しい事

ライター情報

沢野奈津夫

サッカー、漫画、食べ物、子持ち、ブサヘア、元芸人。

URL:Twitter:@natsuo_sawano

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