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「べっぴんさん」103話。なぜか不評な「べっぴんさん」さくら展開を全力で擁護する

2017年2月6日 10時00分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第18週「守るべきもの」第103回 2月4日(土)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出:新田真三
イラスト/小西りえこ

103話はこんな話


さくら(井頭愛海)を追ってすみれと紀夫(永山絢斗)がヨーソローへやって来て、家族で揉めたことによって、二郎(林遣都)はようやく五月(久保田紗友)の状況を知る。

どうして自分のことしか考えられないの


すみれが↑さくらを叱ったとき、たくさんの視聴者が「おまえもなー」と突っ込んだであろう。

「守るべきものはなんなのか、いつでもひとは自分に問いかけながら生きているのです」(語り・はな/菅野美穂)と語りは至ってご教訓めいた口調だが、さくら(井頭愛海)の場合は思春期のご乱心でしかないので、観ていてイラッとくるひとも多いのも仕方ない。

その点、五月は「大切なひとのためなら自分を犠牲にできる子」とすず(江波杏子)は評価している感じ。家を出てヨーソローにいたときは、若干ツッパっている子に見えたが、さくらの家に居候したら、「この家におったらありがとういう言葉しか出てけえへんなあ」とまでかなり殊勝である。

一方、すみれは、赤ちゃんがいるから自分ひとりのことじゃないと、赤ちゃんを大事にする視点で意見を述べる。それもごもっとも。
実際、すみれはさくらを大事にするあまり、紀夫(永山絢斗)がいない間、栄輔(松下優也)に頼り、それが結局、結婚まで考えてくれた栄輔との関係をすっきりさせないものとなっている。

さくらとすみれの問題に長く時間を取り過ぎているという意見もSNS で見かけるが、このドラマは、早い時期から主人公を母として描いている。それを展開早すぎ!と思って観ていたが、いま思えば、母と子の話を主に描くためだったのだろう。

戦争ですべてを失い、夫の生死もわからなくなったとき、すみれはさくらを守るために、自分ができることを最大限に利用して働きはじめた。さくらという娘への想いが、世の中の母と子供に広がってキアリスは人気店になった。ところが仕事が順調になって、一番大切なさくらと分かり合えなくなってしまった、さてどうする、というのはこのドラマの重要なところ。

すみれの想いや生きてきた道筋がさくらに伝わるといいのだが。そういうことを、明確に自覚し、言語化して他者を説得できるような人は現実にはなかなかいない。

誰もが悪気はないけれど世の中をうまく渡っていけていない。

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 8

  • みお 通報

    二郎が「は?誰がお前をつれて行くと言った?」って言えばいいのにと イライラしてるわ

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  • 通報

    喜代さんに癒される^^

    54
  • たか 通報

    ミスチルの気持ち悪い歌が嫌い

    29
  • みぃ 通報

    長かった気まぐれお嬢様の家出もそろそろ終わりですね。普通、16歳の一人娘が家出して夜働きだしたら親はすぐ来て引っ張ってでも連れ戻すと思うけどな。のんびりしてるね。けど、危機一髪間に合って良かった。

    17
  • さー 通報

    『べっぴんさん』ではファミリアではなくキアリスですよね??

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