垂直設置で両面から太陽光を受光
“垂直設置”という珍しい太陽光発電パネルが、北海道の「あずさつくし保育園」に登場した。HOKKAIDO NEWS LINKが8日、報じた。
これは日立製作所が開発、千歳科学技術大学の協力で、道内に初めて導入されたもの。

太陽光パネルといえば、通常は屋根などに斜めに設置されるが、縦にすることによって両面から光を受けることができ、さらに、雪の反射光も取り込める利点があるという。

今回の太陽光パネルは、保育園のフェンスも兼ねており、1m四方のパネルが26枚設置された。HOKKAIDO NEWS LINKによれば、
おしゃれなフェンスのようで周囲の景観と調和している

という。また、子どもたちへの環境教育にも一役買ってくれそうだ。

水面の反射光も受光
日立エンジニアリング・アンド・サービスによれば、この垂直に設置できる「両面受光太陽光発電システム」は、雪以外にも、プールの水面の反射光なども受光できる。


また、そのほかのメリットとして以下の点があげられている。
・汚れ、積雪による発電量への影響が少ない
・歩行者などからよく見えることで、企業のCSR活動のPR効果が期待できる
・設置方位を問わず、一定の年間発電量を得られる

これまで、JA全農いわて-純情産地営農支援センターや社団法人秀心会-こどものいえ保育園などにも導入されている。

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