2021年の建設開始に向けて調査が進行中
株式会社レノバ(以下「レノバ」)は3月3日、秋田県由利本荘市沖に計画中の洋上風力発電所建設に先立って、各種の調査への協力を要請した。

この計画はレノバの主導で、エコ・パワー株式会社、JR東日本エネルギー開発株式会社を含め合計3社が検討を進めている。
レノバによると、風力発電導入のプロセスでは風況調査に1年以上、環境アセスメントに3~4年が必要になる。

発電所の出力は国内最大級となる約560MWで、一般家庭の電力消費量で約47万5000世帯分の見込み。2020年度までに調査を完了して建設工事は2021年度に開始、2026年度に運転開始する計画になっている。水深が10mから30mの沿岸部約30kmの地域に着床式洋上風力発電機が設置される。

地元の理解を求め、丁寧な協議を重ねていく
レノバは2000年に設立され、再生可能エネルギーによる発電施設の開発と運営を事業としている。茨城県静岡県大分県など各地でメガソーラーを運転して電力会社に電力を供給しているが、秋田県秋田市では昨年7月にバイオマス発電プラントの運転も開始した。


今回の事業は地域経済や漁業の活性化に貢献できるものとして、漁業関係者をはじめとする周辺の住民と丁寧な協議を重ねて計画を詰めていきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)

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