「お客様は神様です」。お馴染みのこのフレーズ、もともとはサービスを提供する側が「お客様を神様だと思って接すべき」という意味だったが、いつの間にか言葉が独り歩き。クレーマーなどがドヤ顔で使うようになっている。この被害は飲食店のみならず、営業など顧客と接する機会がある人であれば他人事ではないはずだ。
クレーマーに頭を悩ます人も多いと思うが、この対処法はシンプルである。そもそも人に接するときの基本は、尊敬の念を持って接してくれる人にはこちらも尊敬して接すること。
クレーマー対応はムービースター気分で
とはいえ、だからといって雑に対応するのはトラブルのもと。そこでおすすめしたいのが、思い切って“自我を切り離して”接することである。
これでほぼ丸く収まると言っていいだろう。反対に、こちらも反論することは賢明とは言えない。こちらが正論を叩きつけても頭に血が昇った相手には通じない。「お客様は神様」なんて主張してくるような客だ、粘着質である可能性も高い。あれこれと言いがかりをつけてくることもある。厄介な場合は、本社や上司に話を盛ってクレームを入れることだってありえる。
反論は、どう考えたってスマートな行動ではない。だったら、その場だけこちらが下手に出て、黙って帰ってもらえばよいのだ。はたから見れば頭を下げているのは君だが、状況をコントロールして思いのままに操っているのは紛れもない君なのだ。俺はこれを、積極的謝罪と呼ぶ。悪いから謝るのではなく、場を掌握するために謝るのだ。謝罪は、場をコントロールするための手段に過ぎない。
君のプライドが許さないかもしれないが、小さな子どもをあやしているようなもんだ。そう考えれば、プライドもへったくれもない。というか、別にその場で君が謝ったところで「なに、カッコ悪!」なんて思う人はいない。むしろ、その場を丸く収めた君をみんなは認めてくれる。デカい声で正々堂々と誤って深々と頭下げりゃあいいんだよ。
「いつでもお前を葬れる」メンタルもマッチョになる筋トレ!
この自我を切り離す行為だが、コツというか裏ワザがある。それが筋トレだ。
自我を切り離し、映画の主人公になった気分になるには、“余裕”を持てばいい。その余裕を生み出す源泉として、筋肉がめちゃめちゃ有効なのだ。筋肉があれば、目の前の相手に対し「お前なんていつでも葬れる」「いざとなれば捻り潰すことができる」と思うことができる。実際に葬ったり捻り潰すと問題になるので絶対やってはいけないが、精神的な余裕があればこちらが主導権を握ることができるのだ。要は、「謝り倒してそれでもダメなら締め落としちゃえ」と思えるか否かで冷静に対応できるかどうかが決まるのだ。
筋トレでアベンジャーズ顔負けの「真のヒーロー」に変身!
しかも、筋トレの効用は精神的な余裕を生むことに留まらない。「お客様は神様」なんてドヤ顔で吹かしてくるやつは、大抵自分より強そうな人にはつっかかってこない。絡む相手といえば女子や体格の小さい男ばかり。つまり、筋肉をつけることで相手に威圧感を与えることができれば、不要なトラブルを未然に防ぐこともできてしまう。
鍛えるべき筋肉があるとすれば、胸・腕・肩。ここは目立つ。また、背中を鍛えると胸囲が大きくなりシャツが引っ張られ、胸筋が目立つからこちらもおすすめだ。これからの季節、Tシャツ姿も様になるので、いいこと尽くめでもある。
クレームに悩んでいる人は、自我を切り離してみよう。そして、自我が切り離しやすくなり、不要なトラブルを避ける効果のある筋トレもしてみてほしい。
君自身が悩んでいなくても、トラブルに巻き込まれている女の子をいつでも助けることができるように万全の準備を整えていてほしい!
(Testosterone)