2月12日(木)~19日(木)までニューヨークコレクションが開かれました。

ベテランにとっても新進気鋭のデザイナーにとっても気になるのは、アナ・ウィンターが自分のショーの最前列に座るかどうか、そして彼女の評価です。

お気に入りコレクションは?

Style.com」のインタビュー・ビデオで、アナがこのコレクションの感想を述べていました。

気に入ったコレクションは、「アレキサンダーワン」、「マイケル・コース」。それから、昨年亡くなったオスター・デ・ラ・レンタの後を継いだ、デザイナー、ピーター・コッピングも重圧をはねかえす出来映えで、次のコレクションが楽しみだと賞賛していました。

「着る女性の個性を表す」のが真のファッション

ビデオではコレクションの感想だけではなく、ファッション観を語っていた点にも注目でした。

今回のコレクションで気に入ったのは、それぞれの個性、独自性があったところね。制服スタイル、「アレキサンダーワン」や「マイケル・コース」のスタイル、それぞれが際立っていて、混同することはないでしょう。

この時代、ファッションっていうのは個性であって、着る人がどんな人かを反映するものなのよ。トレンド(流行)じゃないわ。「トレンド」って、私は嫌な言葉だと思うわ。

Anna Wintour's NYFW Wrap Up/Style.com」より翻訳

なるほど、ファッションとは流行ではなく、着る人が自分を表現するもの。著者は流行に左右されがちだった若い頃を振り返りつつ、重みを感じた言葉でした。

アカデミー授賞式でも自分のスタイルを貫く

先日のアカデミー授賞式に出席していたアナ。

そこでも「ファッションは個性を表すもの」という、自分のスタイルを貫いていたのが印象的でした。

この日は淡いピンクのドレスに同じ色の毛皮のボレロで、とてもフェミニンな印象。でもトレードマークのサングラスは手放さず、式中でもサングラス姿でした。

会場のラウンジでケイト・ブランシェットと歓談した際には、カクテルを楽しむケイトの隣で、水を飲んでいたそうです。

ドレスアップした女性たちの中でひとつ違和感を感じたのが、腕時計。時間に厳しいとは聞いていましたが、この夜はアカデミー授賞式の終わりまでいたのか、それとも途中で退席したのか、興味のあるところでした。

 

参考にしたい、大人の女性のファッション観

トレンドに振り回されるのではなく、常に「アナ・ウィンター」スタイルを貫く姿勢は、大人の女性として参考にしたいもの。筆者も、いろいろ模索中ではありますが、自分スタイルを表現できる女性になりたいと思いました。

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(ぬえよしこ)

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