森の中でクマに出逢ったらどのように身を守ればいいのか。ほどんどの人は恐怖に慄き、パニックになることだろう。
このほどハイキングをしていた男性が2頭の子グマを連れた母グマに遭遇し、その緊迫した様子を動画撮影した。『Inside Edition』『AOL』など複数メディアが伝えている。

米アラスカ州南部にあるカトマイ国立公園にハイキングに来ていたジェフリー・グラスナーさん(74歳)は、3頭のハイイログマに遭遇した。

ジェフリーさんは、冷静さを保ちながら携帯電話でクマの親子が自分の後をつける様子を撮影した。できるだけ速足で後ろ向きに歩き続けるジェフリーさんだったが、子グマ2頭と母グマは飽きもせず追い続けてくる。

引き返してくれることを願って歩き続けたジェフリーさんだったが、どうやら子グマが面白がって後をついてきているようであり、なかなか追跡を止めようとしない。
動画の中でジェフリーさんは荒い息で「勘弁してくれよ」と呟いているが、近い距離にクマ3頭がいることは気が気ではなかっただろう。

後に「一番の恐怖は、距離が縮まってしまうと母グマが私のことを脅威に感じて襲ってくるのではということでした」とジェフリーさんは話している。しかし幸いにも川を見つけた母子3頭は、ついに気がそれて川の方へ向かっていったようだ。

「だいたい、一旦クマが引き返すと戻ってこないことが多いですが、それでも危険な可能性はあります」とジェフリーさんも言うように、専門家はこのようにアドバイスしている。

「クマが出没しそうな場所には、クマ撃退スプレーを持ち歩くことをお勧めします。少なくとも30フィート(約9メートル)の距離から7秒噴射するようにしてください。」

至近距離でクマに尾行され続け、それでも無事だったジェフリーさんは運が良かったと言える。
クマは攻撃性が高いものの、好奇心はかなり強いようだ。今年5月には、米コネチカット州エイボンの森の中の一軒家に住む女性がブラウニーを焼いていたところ、その甘い匂いにつられてクマが現れたという。家の窓を叩き、「食べさせて」と言わんばかりのクマを目の当たりにした時には住人もさぞ恐怖だったに違いない。



画像は『Inside Edition 2017年8月1日公開 YouTube「Hiker Records Video As Mama Bear And Cubs Follow Him Along Trail」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)