米アラスカ州南部にあるカトマイ国立公園にハイキングに来ていたジェフリー・グラスナーさん(74歳)は、3頭のハイイログマに遭遇した。
ジェフリーさんは、冷静さを保ちながら携帯電話でクマの親子が自分の後をつける様子を撮影した。できるだけ速足で後ろ向きに歩き続けるジェフリーさんだったが、子グマ2頭と母グマは飽きもせず追い続けてくる。
引き返してくれることを願って歩き続けたジェフリーさんだったが、どうやら子グマが面白がって後をついてきているようであり、なかなか追跡を止めようとしない。
後に「一番の恐怖は、距離が縮まってしまうと母グマが私のことを脅威に感じて襲ってくるのではということでした」とジェフリーさんは話している。しかし幸いにも川を見つけた母子3頭は、ついに気がそれて川の方へ向かっていったようだ。
「だいたい、一旦クマが引き返すと戻ってこないことが多いですが、それでも危険な可能性はあります」とジェフリーさんも言うように、専門家はこのようにアドバイスしている。
「クマが出没しそうな場所には、クマ撃退スプレーを持ち歩くことをお勧めします。少なくとも30フィート(約9メートル)の距離から7秒噴射するようにしてください。」
至近距離でクマに尾行され続け、それでも無事だったジェフリーさんは運が良かったと言える。
画像は『Inside Edition 2017年8月1日公開 YouTube「Hiker Records Video As Mama Bear And Cubs Follow Him Along Trail」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)