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初日に「62」を叩き出し、2日目、3日目も60台をマーク、最終日も「66」で回り、終わってみれば2位に9打差をつける完全優勝。本当に強さを感じさせる勝ち方で、素晴らしいプレーを見せてくれました。
山下プロの強さの秘訣は、やはりショット力だと思います。以前、「150ヤード以内は2ヤード刻みで打ち分ける」と聞いたことがあり、レベルが違うと感じさせられました。トッププロでも150ヤード先を2ヤードピッチで打ち分けるのは難しく、スピンコントロールに非常に長けていると感じさせます。ヘッドの入れ方、軌道のコントロール、わずかなところでスピン量を調整し、距離感を出す。いずれにしても、相当な練習をこなしてきたことは、容易に想像できます。
【体重移動が少なく左右対称スイング】
スイングは体重移動が少なく、左右対称的。ドライバーからウェッジまで、どの番手を持っても「やることは変わらない」というくらい再現性が高く、無駄な動きがありません。始動の際には、フェースをややシャットに使いますが、身長150センチと小柄でスイング軌道がフラットになることを考えれば、ボールをつかまえる上では必要な動きと言えるでしょう。インパクトからフォローにかけても下半身がスムーズにターンしていき、回転が止まることなくボールを叩いていきます。後方からフィニッシュをみれば、右足の裏が綺麗に見て、バランスよく立っていることがわかります。【左腕を長く使ってロフト通りに打つ】
ショットの再現性、精度を高める上で大切になるのが、ロフト通りのインパクトをすることです。ボールが曲がるアマチュアは、ついついフェースの開閉方向に意識が集中してしまいますが、“潰さず、すくわず”、ロフト通りのインパクトを迎えることができれば、自ずとフェース向きもスクエアになってきます。山下プロはハンドファーストでロフトを極端に立てたり、右手首がヒラ側に折れてロフトが寝たりする動きがありません。左腕を長く使ってロフト通りに打っているため、高弾道のつかまった球が打てるのです。練習では5Wや7W、ロフトのあるFWで、低くティアップしたボールを打ちます。ティアップしてボールだけを打つ、定番の練習ですが、ポイントは毎回同じ高さの弾道を打つこと。ボールを潰したり、すくったりする動きが入れば、高さがバラツキ、フェースの動きも変わってしまいます。




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