■Q:1962年4月生まれです。自分が受け取れる年金を見落としていないか、確認する方法はありますか?
「1962年4月生まれの男性です。年金にはさまざまな種類があり、自分が対象になっているものを見落としていないか心配です。申請すれば受け取れる年金がないか、自分で確認するにはどうしたらよいのでしょうか?」(ヤンさん)
■A:「ねんきんネット」で年金記録や将来の年金見込額を確認できます。受け取れる年金を詳しく確認したい場合は、年金事務所に相談するとよいでしょう
まず確認しておきたいのが、日本年金機構の「ねんきんネット」です。これまでの国民年金・厚生年金の加入記録や保険料の納付状況、将来受け取る老齢年金の見込額などを確認できます。
「ねんきんネット」は、マイナンバーカードを持っている場合、マイナポータルから利用登録することもできます。
ただし、「ねんきんネット」を確認するだけでは、自分や家族の状況によって受け取れる可能性がある年金まで、全て判断するのが難しい場合があります。
ヤンさんは1962年4月生まれの男性とのことです。男性の場合、1961年(昭和36年)4月2日以降に生まれた人は「特別支給の老齢厚生年金」の対象ではありません。
一方で、65歳になる前でも、病気やケガによって一定の障害状態になった場合には「障害年金」、配偶者などが亡くなり一定の要件を満たした場合には「遺族年金」を受け取れる可能性があります。これらは要件を満たしていても自動的に支給されるものではなく、請求手続きが必要です。
また、65歳になったとき、厚生年金の加入期間が原則20年以上あり、生計を維持している65歳未満の配偶者などがいる場合には、老齢厚生年金に「加給年金額」が加算されることがあります。
「自分が受け取れる年金を見落としていないか心配」という場合は、ねんきんネットで加入記録を確認したうえで、年金事務所に相談してみるとよいでしょう。特に転職を何度もしている場合や、年金記録に抜けや不明な点がある場合などは、一度確認しておくと安心です。
なお、企業年金や個人年金は公的年金とは別の制度です。過去に勤めていた会社の企業年金などに心当たりがある場合は、勤務先や企業年金の実施機関などにも確認してみましょう。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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